精霊使いの剣舞(ブレイドダンス) 15巻 ドラクニアの竜王の感想とあらすじとネタバレ
前回のダスク・ウイッチとのバトルから再開ですが、本巻ではかなり物語が進む感がありました!フィアナに闇の精霊王であるレン・アッシュドールの刻印が刻まれちゃったり、傀儡政権と化したオルデシア帝国に対して、フィアナが正統オルデシアの女帝になることを決意し、その後ろ盾としてドラクニアに向かうなど。 他方、カミトとの関係に悶々としていたクレアは、そのためか契約精霊であるスカーレット(真名はオルトリンデ)の本来の力を解放することができず。。。遂にカミトへの素直な気持ちをカミングアウトしたことにより、オルトリンデの莫大な力の解放に成功します!オルトリンデとルビアの契約精霊であるレーヴァテインってどっちが上なんでしょうね。 そして遂にレスティアが覚醒!しかも異界の闇もものにしてしまうんですから、もう予測不能の展開で読んでいて、目が離せませんでした!
詳細な感想とあらすじ(ネタバレです)は以下の章毎のをみてくださいね。
プロローグ
ダスク・ウィッチこと、グレイワース・シュルマイズ。オルデシア帝国十二騎将(ナンバーズ)の元筆頭騎士にして、カゼハヤカミトの剣の師匠。 出会って間もないころ、カミトとグレイワースは同じように本気モードで対峙。カミトは本気でグレイワースを倒すべく、剣をふるいましたが、全盛期の姿になったグレイワースに勝てるわけもなく。。。
第一章 帝都の黄昏
今目の前にいるのは、全盛期の姿そのままのグレイワース。前回終わりで突如として現れた師匠が、自分たちを攻撃してきて、さすがのカミトも一瞬意識が飛びます。剣閃が見えない彼女の剣技は未だ全力を出しておらず。他方カミトは連戦につぐ連戦で満身創痍。でも横には傷ついたフィアナがおり、ここは絶対に引けない場面です。 なぜグレイワースが全盛期の姿をしているのか不明ですが、過去にカミトはグレイワースから「精霊王が人間界に及ぼす力の影響でカムイが極端に高まった時は全盛期の力を一時的に取り戻すことができる」と聞いたことがあるとのこと。とすると、やはり聖国の後ろにいるのは、精霊王レベルですね。彼(彼女)がグレイワースのカムイに影響をあたえたのでしょうね。真意はわかりませんが。そんな中、聖国の上級枢機卿であるミレニア・サンクトゥスが登場。異界の闇を左目に宿した見た目少女ですが、超腹黒悪役街道まっしぐらなやつです。 ミレニアいわく、べつにグレイワースを洗脳なんてしていないと。そして、24年前にグレイワースが精霊王にどんな願いをしたのか知らないんだから仕方がないんだね。。。みたいなことをいいます。 うーん、この辺の含みを持たすあたりが、志瑞先生のうまいところですね!いろいろ想像してしまいます。。 で、カミトはさすがにフィアナをかばいながら、本気のダスク・ウィッチと戦うことはできないので、フィアナを説得して先に逃がします。ただ、ミレニアが黙って逃がすわけもなく、カミトが倒したナンバーズのレシュキル・ハーシュキルト(重力精霊の使い手)に異界の闇を浴びせて、傀儡状態で復活させて、フィアナを追わせます。 カミトはどうすることもできず、グレイワースと戦闘状態に。ただ、どう考えても今のカミトで太刀打ちすることはかなわず。。そんなピンチに、助っ人が!ドラクニア王国の公女にして、最強の精霊使いレオノーラがきます。仮にも公女である彼女は今回の諸国会議に参加していたんです。 カミトとレオノーラの2人がかりでダスク・ウィッチと遣り合うもどうにかしのげるレベル。すきをついてカミトが烈華螺旋剣舞を放つも彼女の頬にかすり傷をつける程度です。 が、グレイワースが自分の血をなめた瞬間、何かが目覚める感じが。。。ただ、その直前でミレニアがまだ早いと言ってグレイワースとともに撤収します。うーん、なぞです、何が起ころうとしていたのでしょう?? どうにかグレイワースとミレニアをしのいで、レオノーラとわかれ、カミトはフィアナとの合流地点に向かいます。 他方フィアナは追ってきたレシュキルにやられそうになるも、エリスとクレアと合流しどうにかしのぎます。ただ、レシュキルはもはや以前のレシュキルではなく、重力精霊が暴走し辺り一面を押しつぶそうとしています。 すんでのところで、カミトも合流し、王家の抜け道である転移ゲートを使って逃げ切ります!
第二章 ウィンターガルフの祝宴
そのころ、今回のフィアナ救出作戦に参加していないリンスレットは領地のローレンフロスト、ウィンターガルフ城で妹のミレーユが精霊と契約をする儀式と祝宴の準備に追われています。前巻でローレンフロスト伯爵領は、長年、森の中で隠遁生活をしていた森の民と和解し、ジルニトラに破壊された森の復興を約束し、そのお礼にと森の民がミレーユにまつっている精霊の一柱を贈ってくれることになったんです。 無事に精霊と契約したミレーユをつれて、祠から戻る途中リンスレットは、祠の中で思わぬメンツと出会います。 ずばり、オルデシアの首都から脱出してきたカミトたちです!王家の抜け道は転移ゲートで四大貴族であるエルステイン、ファーレンガルト、ローレンフロスト、そしてケルザノスの領地につながっていたんです。まぁ無事に合流できてよかったです。 カミト達は今までのことや今後の方針について話します。 今回の救出作戦はルビア(クレアの姉)が立案してくれ、今後の策としてルビアはフィアナを正統オルデシアの女帝として、聖国の傀儡となった現オルデシアに対抗することなどが離されます。いずれにしてもまずはルビアと合流する必要があり、それまではつかの間の休息をとることに。 フィアナ、エリス、クレアは清めのためにお風呂に行きます。 ただ、フィアナは傷が深かったことから、治療後に一人で入ります。その際にカミトとの熱いキスを思い出して体が疼きます。結構エロいシーンですよ。最初はちょっといやらしい妄想系かな?と思ったのですが、どうも様子が変です。。。フィアナが入浴中もカミトは隠れて(もちろん見えないところで)、フィアナを警護していたのですが、かすかにフィアナが助けを求める声を聴いてカミトがフィアナの下に来ると、苦しそうにもがくフィアナが。。。首筋を見ると紋章のようなあざが。。。おそらくカミトがフィアナとキスをした際に、カミトの中の闇の精霊王(レン・アッシュドール)の力が暴走しかけ、魔王の姫巫女として闇の精霊王に力を分け与えてしまったようです。しばらくするとフィアナは落ち着きましたが、今後どうなる事やら。。。 他方、ミレーユが精霊と契約した祝宴は夜まで続き、さすがに疲れたカミトは1人ベッドで休むことに。ユメの中でレスティアがカミトを探しているのをみて、はっと目が覚めます。気が付くとレスティアと契約していた際にあった左手の精霊刻印があったあたりにかすかな痛みが走ります。 目が覚めて眠れないカミトはバルコニーで風に当たっているとそこにちょっと酔ったクレアが。。お酒のせいか素直なクレアはカミトと出会ってからのことを二人で振り返ります。 そして、クレアがカミトに対する素直な気持ちを言おうとした矢先に、、、、ルビアの軍用艇レヴァナントがやってきます!
第三章 姉妹の距離
到着したルビア・エルステインの軍用艇レヴァナントにカミト達は乗り込みます。そこには待ち構えたルビアが。ルビアはフィアナに覚悟は決めた?と聞きます。ここでいう覚悟とは正統オルデシアを名乗って、女帝となる事の覚悟。。フィアナは自分の覚悟を伝えます。 レヴァナントはすぐにドラクニアに向けて出発。ルビアは半刻後に会議をすると言い残していきます。 各員は割り振られた部屋にいってそれぞれ会議の時間まで休みます。 ちなみに部屋割りは、カミト・エスト・レスティア、クレア・リンスレット・フィアナ、エリスは姉のヴェルサリアと一緒です。 カミトはレスティアと再会しほっとしつつ、昨夜カミトがレスティアの夢を見た際にレスティアも同じような夢を見ていたことを聞きます。もしかしたら、レスティアが記憶が戻るの予兆かも。と思います。 他方、リンスレットは半刻後まで時間があることから、朝食を作ろうと船の厨房に行きます。そこには、ルビアが引き取った教導院(暗殺集団)にいたであろう双子のベルカとデリアが、料理をしようとしていて火事になりかけてました。リンスレットは2人に料理を教えながら朝食を作ることにします。そんな厨房にエストもきて、エストは自分も手伝うと言って、なんと包丁に形態変化します。まさに「魔王殺しの包丁」です。とうぜん切れ味抜群。 クレアはスカーレット(自分の火猫精霊)を探して船内を探索していると、スカーレットと姉のルビアが一緒にいるところを発見。姉に話しかけ、両親が心配していることを告げても、ルビアはもうエルステイン家は捨てたと無下もなく。。。そしてお前は全然精霊の本来の力を発揮できていないと言います。そして、自分へ言葉を伝えたければ力をつけろとも。。 会議室にカミトがつくと、既にリンスレットが朝食と一緒にいました。もちろんエストも。食事をしながらルビアをまちます。 そしてルビアが来て会議開始。当初の予定通りドラクニアに逃亡し、正統オルデシアをなのって、現政権のアルネウスと対抗し、聖国の傀儡になったことも訴えると言います。その会議の際に、ルビアはドラクニア竜公国の竜王バハムートは、精霊戦争(五大精霊VS闇の精霊王)の際、闇の精霊王側についていたことを聞かされます。また、カミトもグレイワースが聖国の手に落ちたことも話しますが、他のメンバーは動揺を隠せません。。ルビアはカミトにもしダスク・ウィッチの洗脳?を解くことができない時、お前は彼女を殺せるのか?と聞きます。。 そんなやりとりをしている際に、オルデシアの追手の軍用艇が行く手を阻みます。 エリスの姉のヴェルサリアが自分が出撃して撃破すると言いますが、彼女はまだ回復できておらず、却下。カミトがエリスとともにいって敵将を人質に活路を見出すと言います。 敵将は十二騎将のアラキール卿。。。リンスレットの後方からの援護射撃もあり、どうにか敵旗艦にたどりつき、アラキールを人質にとることに成功。 速度で勝るレヴァナントはそのまま窮地を脱して、ドラクニア竜公国へたどり着きます。
第四章 ドラクニアの竜王
ドラクニアにつくと、早速竜王からの使者、お迎えが。使者は公女のレオノーラです!カミトもこんなに早くレオノーラと再会できるとは思っていなかったようですが。まずは竜王の城へ案内され、そのまま竜王バハムートとの謁見に向かいます。 ただ、謁見の際の条件として、下着は脱げ!とのこと。どうも竜公国では下着は不浄なものとして竜王の前でははかない者のようです。また、精霊使いの巫女はみんな履いていないような・・・ で、カミトも脱ぐのか?ときいたところさすがに巫女ではないカミトは不要でした! 謁見の真に向かう途中、ルビアは竜王は闇の精霊王の重鎮であったことから、レスティアをみると変に興味を示すかもしれないので、レスティアは連れて行かない方がいいということになります。 謁見の間では、想像通り巨大な竜王バハムートが御簾の向こうから迎えます。 ただ、フィアナをオルデシアの正統と認め庇護する条件として、アルファス教国の第二王女であるサラディア・カーンを救出して来いと言います。アルファス教国は、王女であるシェーラ・カーンが教主を殺して、武力で制圧し、内乱状態なんです。もっとも実はこの内乱も聖国が裏で動いているのですが、さすがにバハムートもそこまでは知らない様子ですが。。 で、フィアナはこれを了承します。 今後に向けて、ルビアはまず聖国の内偵をさせていたミュアとリリィを回収するといいます。二人はハヤトと同じく教導院出身で№2と№6ですからね。 すぐに教国に行くわけでもなく、まずは滞在して足元を固める感じですね。 ルビアは、強くなる!と宣言するクレアに、ドラゴンズ・ピークにいって修行しろ、そこにお前の求めているものがあるといいます。 フィアナ、エリス、リンスレットも一緒に修行に行くと言いだすので、カミトもと思ったものの、ドラゴンズ・ピークは男子禁制とのこと。 そこでやむを得ずのこって、レオノーラに街を案内してもらうことに。 場面はかわって、オルデシア帝国の上級に、神聖ルギア王国の戦闘艦が飛行しています。 これに乗っているのは、ミレニアとグレイワース。。。ミレニアはオルデシアからルビア達を逃してしまった報告を聞きます。 そんな中、オルデシアを離れてしまってよいのか?と聞くグレイワースにミレニアは、「もう1人の私を置いてきたので問題ない」と。。うーん、意味深ですね。どうもミレニアは1人ではないのですかね。クローンのようにたくさんいるのかもしれませんね。すべてはネットワークのように意識も共有できるような。。
第五章 暗黒竜の祭殿
カミトは、クレアたちと別れ、レオノーラの案内でドラクニアの繁華街を散策しています。 他方、クレアは姉ルビアに言われた通り、フィアナ、リンスレットたちとともに、修行をするためにドラゴンズ・ピークにやってきました。ただ、ふもとまで来たものの、その先で宛があるわけでもなく、どうしよう?としていると、突然スカーレットが走り出しました。おっかけるとそこには霧の中に階段が・・・どうも何らかの祭壇につづいているようです。 その先で、クレアたちは1000年前に、聖女アレイシアに封印された暗黒竜「ヴリトラ」に出会います。ただ、封印されているということだけあって、見た目は手のひらに乗るぐらいのミニドラゴン状態ですが。。最初クレアたちは、このミニ竜が伝説のヴリトラであることを信じていなかったですが、話を聞いて信じます。 ヴリトラは、クレアがルビアの妹であることをしると、ここで修行をすることを許します。というのは、3,4年前にルビアがここにきており、その際に将来妹が来たらここで修行させることを約束していたようです。。。ヴリトラはクレアを見て、ルビアと同じく、全然「火猫」の本来の力を発揮できていないとも。。。 ヴリトラは余談として?、聖女アレイシアに封印された当時のことを話してくれます。まぁ勝手に話し始めたのですが。。 当時の聖女アレイシアはまだそれほど強大な力を持っておらず、暗黒竜のヴリトラの前に敗れてしまいます。ヴリトラはアレイシアのもっていた強大な力を持つ剣(これは実は剣精霊のエストなのですけどね)を手に入れようとあろうことか、エストの足に触れてしまいます。 エストは足を触られるのを極端に嫌がるんですよね…。切れたエストにヴリトラはボッコボコにあれて、祠に逃げ込んだところを封印されてしまったようです。。 そんな話はさておき、クレアたちは姉と同じ修行をすることに。。。 場面は変わって、レスティア。。ユメの中ではカミトを探しているようです。ふとレスティアが目を覚ますと、身動きが取れず。。城の中で寝ていたはずなんですが、両手両足は樹木のつたのようなもので拘束されている状態。。これってピンチでは?!。
第六章 誘惑のレオノーラ
カミトとレオノーラは相変わらず、ドラクニアの繁華街を散策しています。ただ、日が落ち始めたので、そろそろお城へ帰ろうということに。。。残念そうなレオノーラは最後にゴンドラに乗ろうと言います。ドラグニアのゴンドラは川ではなく、空を飛ぶんですが。。。 ひときわ高そうなゴンドラを調達したレオノーラとカミトは2人で空の遊覧へ。景色を楽しむカミトをレオノーラは、突如押し倒してます。そして以前に何でもすると約束をしてくれたので、あなた(カミト)の「子だね」が欲しいと言います。要は、エッチをしようということですね(*^_^*)。。うーん、うらやましすぎですね。 レオノーラはこれは竜の血がより強い血統の子だねを欲しがっているからだ!といってましたが、単純に恋なのだと思いますけど(^_^;)。。 思考がドラゴンすぎるレオノーラにカミトの貞操が奪われそうになるところ、突如カミトの左手が痛み出します。かつてレスティアとの精霊刻印があったところです。カミトはこれはレスティアに何かがあったのでは!?と焦り、危険な情事もこのあたりでとりやめ、急いでレスティアのいる城へ戻ることに。。 他方、修行に入ったクレア。。今回の修行は己自身と向き合うというものらしく、幻覚?の中でかつてすべてを失った日、姉が火の精霊王の怒りをかって、エスルテイン領をはじめオルステイン帝国が火の海となった日を追体験します。その中でリビアと向き合うことに。。
第七章 竜王の正体
急いで城に戻ったカミトはレスティアがいなくなっていることを知ります。しかし竜王の城に敵が乗り込んできてレスティアをさらうようなことができるわけもなく。。。とカミトはある結論に至ります。それは、闇の精霊王の腹心であった竜精霊バハムートの存在。彼がレスティアの存在に気づいてさらったのかもしれないと。 急いで竜王の玉座にいくと、予想通り、そこには拘束されたレスティアが。。そして、その横には絶世の美女が?!実はこの美女こそ竜精霊バハムートだったんです。人間に本当の姿をさらしたのは聖女アレイシア以来とのこと。またバハムートは地の精霊王の呪いのため、体中を樹木のつたに絡まれて、アストラル・ゼロに帰ることもここから動くこともできずに1000年以上この状態みたいです。 で、カミトがレスティアをさらった理由を聞くと、悪意はなくレスティアの記憶を呼び戻そうとしていただけとのこと。くさっても元闇の精霊王の腹心ですからね。主君の忘れ形見にも思い入れはあるみたいです。 で、そんな話をしていく中で、レン・アッシュドール(闇の精霊王)が人間に興味をもっていたことも聞きます。だからカミトの中にレン・アッシュドールの力があるんですね。。主君が興味を持っていたので、バハムートも精霊であるにもかかわらず、ドラクニアの王となって人間と接していたようです。主君の気持ちに近づこうと。 ちなみに、闇の精霊王はどうも女性のようです!カミトの独白のシーンで「彼」ではなく「彼女」とよんでいましたので、ちょっとしたフライングでしょうか。。。 他方、竜都と竜岩城をつなぐ唯一の橋の上に、血色の魔剣を手にしたグレイワース(ダスク・ウイッチ)とレオノーラが対峙しています。グレイワースは正面切って竜王バハムートを殺しにやってきたようです。これを感知したバハムートとカミトは。。。
第八章 屍山血河
玉座の間を飛び出したカミトは、グレイワースがいる竜岩城と竜都をつなぐ橋に向かいます。そこについたころには既にドラゴンの屍の山が。。レオノーラの姿を探すと既にレオノーラも倒されていました。かろうじて息はありますが瀕死の状態です。 そこでカミトは覚悟を決めてグレイワースと対峙します。今回カミトは傷も癒えていますが、それでもグレイワースとその帯刀魔剣「ヴラド・ドラクゥル」の前に苦戦を強いられます。グレイワースの剣は名前からわかるとおり、吸血鬼のような魔剣で血を吸って強くなるようです。 苦戦を強いられ、重傷も負いますが、カミトの中に眠る魔王の力を解放し、さらにグレイワースに襲い掛かり、絶剣技を放ちますが、それをもグレイワースはカウンター技「ラスト・ストライク」で切り返します。 一方、カミトが出て行った玉座の間に侵入する者が。。聖国のミレニア・サンクトゥスです!ダスク・ウィッチはおとりだったんですね。ミレニアはバハムートを殺しに来たと言いますが、そこは仮にも神話級の竜精霊。一瞬でミレニアを塵と化します。がミレニア曰く、「さすが竜王様、私を1人殺すなんて」と。。1人?ということはミレニアはたくさんいるの?前もそんなことを言ってましたよね。 しかも、バハムートは、「お前は人間でもなく、精霊でもなく・・・」と言います。ということはなんでしょう?もしかしたらあの天使そのものなのでは?(推測ですが)
他方、修行を続けるクレアは、幻想?(おそらくアストラル・ゼロのような空間)で、修行中。姉であるルビア・エルステインと戦っています。彼女の武器であるレーヴァテイン(神殺しの焔)を前に苦戦を強いられるクレア。ここでは魂に傷を追ったら死ぬような世界。本気で戦いつつも、やはり届かず。そんなとき、ルビアはなぜおまえは戦うのか?とクレアに問いただします。クレアはカミトの横に並び立ちたいと言いますが、さらにルビアは問います。「なぜカミトの横に並び立ちたいのか?」と。。 ルビアは己の心の真実を認めなければ、エルステインの炎をお前を主として認めないと言います。
第九章 真実を貫く剣
カミトはグレイワースのカウンター技を食らって、ぶっ飛びます。やはり勝てないのか?と思ってしまうカミトの左手に精霊刻印が!?レスティアが復活でしょうか?カミトは意識が遠のきます。そして、ユメの中?でレスティアと遂に再会し、再び契約を結びます。 他方、クレアも自分の心と向き合いながら、必死にルビアの炎と戦っていますが、時間の問題です。そんなとき、スカーレットが自分の力を解放してくれと言ってきます。クレアはどうすればと思いますが、スカーレットも自分の本当の気持ちに素直になればいいと言います!そして、クレアは今までごまかしていたカミトへの気持ち「カミトのことが好き!」であることを認めます! これにこたえるようにスカーレットが本来の力を解放。 人型精霊として降臨し、「スカーレット・バルキリー、オルトリンデ、真名を呼ぶ声に応え、限界しました」といいます。って、別にクレアはスカーレットの真名読んでないと思うんですけど!(^_^;)。叫んだのは、「カミトのことが好き!!!」ですからね(^_^;)。まぁこの辺はおいておきましょう。 復活したレスティアは、バハムートの玉座の間で目を覚まします。玉座ではバハムートがミレニアの異界の闇で浸食されているところですが、レスティアは異界の闇をも我が物としてしまい、これを退けます。ミレニアは、確かめたいこともあると捨て台詞を残して、退散します。 バハムートは住んでのところで助かりますが、レスティアは早々にカミトのところへ。 レスティアは再びカミトの剣となって、グレイワースと対峙します。カミトの手には2本の剣が。 そして、3たび激突。カミトは遂にグレイワースの持っている魔剣「ヴラド・ドラクゥル」をたたき折ります! 今回はここまで。。 で、ここからは管理人の推測ですが、グレイワースは身体を魔剣「ヴラド」に乗っ取られていたのではないでしょうか?レスティアに会ったことがないとか、前にグレイワースが自分の血をなめて、「これが私の血か」と言っていたのも気になります。 まぁ、次回でわかるといいのですけどね!次回のタイトル「魔王凱旋」というのもすごく気になりますね!
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