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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン1巻のネタバレ感想とあらすじ【ラノベ】74点

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン1巻

 

2016年7月8日(金)25:05~TOKYOMX系で放送予定の「天鏡のアルデラミン1巻」のネタバレ感想とあらすじです!

 

しょっぱなからネタバレですが、自国の腐敗、滅亡を防ぐために、大将又は元帥になった暁には、敵国に負けろなどと突拍子もないことを言ってくる第三皇女のシャミーユ、それに対して元英雄の大将バダ・サンクレイの血を引くイクタ。この出会いが織りなす壮大なドラマが一体どこへ向かっていくのか、今から予測不能で楽しみです。一巻を読んだだけでも作者の宇野先生はすんなり予定調和的な内容を書くようには思えませんでした。(^_^;)。

 

また、最初アルデラミンの本を手に取った時は、てっきり表紙の女の子(ヤトリシノ・イグセム)が主人公かと勘違いしてしまいました。主人公はその後ろで小さく欠伸をしている男の子(イクタ・ソローク)なんですよね(^_^;)。

 

あまりラノベでは例もなく、また萌えもほぼない本格軍事もので、戦略なども練られているので、本格軍事タクティクス系が好きな人にはお奨めの一冊です。

 

原作ライトノベル情報

【著  者】宇野朴人

【イラストレーター】さんば挿、竜徹

【出版社】 電撃文庫

【発売日】 2012/6/8

【ジャンル】異世界軍事ファンタジー

【ISBN-13】978-4048865593

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン1巻の公式あらすじ

隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その一角に、とある事情で嫌々、高等士官試験を受験しようとしている、一人の少年がいた。彼の名はイクタ。
戦争嫌いで怠け者で女好き。そんなイクタが、のちに名将とまで呼ばれる軍人になろうとは、誰も予想していなかった……。
戦乱渦巻く世界を、卓越した才で生き抜くイクタ。その波瀾万丈の半生を描く、壮大なファンタジー戦記、いよいよ開幕!

 

出典:「BOOK」データベースより

 

続いて、以下の管理人オリジナル「感想とあらすじとネタバレ」を見て下さいね。

 

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン1巻の感想とあらすじとネタバレ

 

冒頭でも書きましたが、あまりラノベでは類を見ない本格軍事ものバトルです。戦略やら戦術やら、頭がよくないとここまでの作品は書けないと思います。
まだ科学が発達していない世界においては、どういった経緯で生み出されたのか不明な精霊たちが人間にかなりの影響を与えています。ただ、タイトルに精霊戦記とあるものの、一巻ではあまり精霊の存在感がなかったように感じます。精霊も言葉を話すんですが、精霊のセリフもほとんどなかったですし。これから徐々に精霊の物語上で占める割合が大きくなっていくのかな?という予感もあります。

キャラクターとしても、管理人は当初表紙のヤトリシノが主役!と思ったんですが、違うんですよね。その点微妙にやられました(^_^;)。

 

知略を駆使した頭脳バトルが大好きな人にはもってこいの一冊です。

 

詳細は以下をご覧くださいね。

 

プロローグ

これから始まる壮大な物語の序章です。天才には二種類います。時代の求めに応じて現れる英雄タイプと、自然発生する変人タイプ。これからの主人公はどちらなんでしょう?

 

ただ、序章ででてきたこの世界で唯一の科学者アナライ・カーンはおそらく後者ですね(^_^;)。弟子のバジンとともに現在はカトヴァーナ帝国にいましたが、その研究内容が国教であるアルデラ教団の教えに反するとして、異端審問官から追われる羽目になった様子です。今しがたも人工精霊の試作機をつくっていたところですが。。。

 

仕方なく昔のつてをたどって、隣国のキオカ共和国に亡命することになります。その際、世界中に散らばった弟子たちとの手紙をすべて燃やしてしまいます。本当は持っていきたかったようですが、さすがに難しいので。

 

その際、特に思い入れのある弟子の名前を何人か口にします。算術に強かったヨルガ、極論好きのミルバキエ、説明が上手なナズナ、科学の教えを独特の哲学に昇華して実践したイクタ・ソローク。彼はバダという人の子供だったようです。バダもアナライ・カーンの弟子だったのか、または友人だったのか、でも既に死んでいる様子。

 

これらはおそらく今後登場する「アナライの弟子」だと思います。特に主人公の「イクタ・ソローク」は。。。

 

第一章 たそがれの帝国にて

カトヴァーナ帝国は熱帯地方のため、四季がないです。主人公イクタ・ソロークは木の間につくったハンモックで寝ています。今日、イクタは帝立シガル高等学校を卒業するのですが、卒業式をさぼってます。ただ、その後のパーティーでは結構いい食事が出るということで、契約している光精霊のクスに起こしてもらって、早速パーティーへ。

 

氷菓子などを堪能しているとそこに、同期の首席ヤトリシノ・イグセムがやってきます。本の表紙でもある女性で、管理人は最初彼女が主役かなぁと思ったら、実は違うんですよね(^_^;)。ヒロインといっていいのでしょうかね。彼女は帝国内でも1、2を争う旧軍閥イグセム家出身で、将来を嘱望されているようです。本人もその道を進むことに抵抗はなく、高校卒業後は軍の高等士官試験を受ける予定です。そこでも首席合格が求められていて結構なプレッシャーですよね。ちなみにイグセム家は白兵戦で有名みたいで、彼女も二刀流?の使い手です。

 

主人公のイクタも高等士官試験を受けます。といっても根っからの面倒臭がりやなので、軍で出世する野心などなく、2年前にヤトリから高等士官試験でヤトリが首席合格する協力を求められ、その見返りとして首都の国立図書館の司書のポストをイグセム家からもらうことが条件になっているそうです。イクタは、一見ダメダメ君ですが、本気を出すとヤトリも一目置くほどの実力者みたいです。もっともそのことを知っているのは、ヤトリぐらいですが。。どうもヤトリとイクタはもっと小さいころから知り合いのようです。。。

 

卒業生は結構軍に行くものも多いことから必然的に戦争の話に。現在隣国のキオカ共和国が攻めてきて、東域で戦争が行われているんです。帝国側は、名将ハザーフ・リカン中将が指揮をとっている東域鎮台が戦っています。帝国の勝利を疑わない者がほとんどですが、イクタは1か月ぐらいで東域は落ちると断言します。反感を買うイクタですがお構いなしですね。。。生徒の罵倒を気にもせず、その後ヤトリと二人になった時にもっと込み入った話をします。そもそも本気で勝つなら、東域鎮台という守備がメインの部隊ではなく、軍を動かすべきであることや、キオカの天空兵部隊(気球で上空から空爆を行う部隊)には手も足も出ずですからね。あ、この部隊はプロローグで出てきたアナライの発明が絡んでいるのでしょうか・・・(推測ですよ)。

 

高等士官試験は、年に1回行われる軍の将校候補生の選抜試験で、倍率は1%を切る狭き門です。しかも1人3回しか受験できません。1次試験の筆記だけでも6000人は受けるそうです。こから300人に絞られて、二次試験は実技見たいです。

 

さて、一次試験が始まりますが、イクタももともと地頭はいいのと、2年も前から準備してきたのでサクサク問題を解いていきます。が、2日目の最後の軍事史の問題でちょっと筆を止めます。最後の軍事史の質問は「前キオカ戦役において「戦犯」とされた帝国軍の元大将バダ・サンクレイについて、思う所を自由に述べよ」という問題。プロローグでアナライがいっていた、バダって多分この人ですよね?ということはイクタの父親でしょうか?もしそうなら感慨深いというかちょっと動揺する問題ですよね。イクタの答えですが「あらゆる英雄は過労で死ぬ。」とだけ。他の問題で十分合格点をとっている自信があったのでいいんですが、この答え自身意味が深そうです。

 

1か月後、一次試験の合格者は二次試験の会場であるヒルガノ列島へ行くべく、船に乗り込んでいます。イクタ、ヤトリは無事に合格し船に乗り込みます。同室には二次試験を受けるライバルが。同じ学校の同級生のマシュー・テトジリチ(風精霊:ツゥ)、衛生兵希望の女性ハローマ・ベッケル(水精霊:ミル)、そして、イグセム家と並ぶ旧軍閥の名門レミオン家の三男のトルウェイ・レミオン(風精霊:サフィ)の3名です。マシューはテトジリチ家も旧軍閥でかなりプライドを持っているんですが、知名度が低く、いつもヤトリをライバル視しているみたいです。ちょっとぽっちゃりさんです。ハローマは、3回目の受験ということもあり、19歳と年上。身長もすらっと高い176cm。管理人はスタイルの良い女性大好きなので、ハローマは結構ツボにはまってます(*^_^*)。そして、トルウェイは見た目イケメンでさわやか青年です。同性にはすぐにあだ名をつけたがるみたいで、イクタのことをイッくんと、マシューのことをマーくんと勝手に呼んでます。また、どうもヤトリのことをいい意味で気にしている様子。好きというよりも憧れ的な。。。他方イクタはイケメン大嫌いみたいです。というのは、イクタは女性を口説くのが趣味みたいなもんでイケメンはライバルなんですよね。。

 

船での旅はそれほど快適でもなかったのですが、不幸なことに大しけにあってしまいます。イクタら5人はどうにか救命ボートで脱出します。船の方ではさらにボートでの脱出をこころみていますが、その際に船の揺れで1人の女の子が海に落ちてしまいます。見た目結構高貴な人ぽかったです。イクタは面倒臭がり屋と言いつつ、迷わず助けに海に飛び込みます。これにはヤトリもびっくりですね。イクタ曰く、光精霊をパートナーにもっていたのは自分だけなので、そのハイビームで落ちた人を捜せたのも自分だけという感じでしたが。どうにか女の子を救出し、自分たちのボートに戻りますが、母船は沈没。5人+女の子は漂流してしまうことに。。。

 

 

 

第二章 東部戦線異状なし

船が転覆し、救命ボートで脱出した6人。6人はその後2日間かけて近くの岸に漂着し現在は見つけた洞窟の中で暖を取っています。ヤトリが助けた女の子は、実は現カトヴァーナ帝国の第三皇女シャミーユ殿下だったんです。一通りあいさつをし、シャミーユの目的が高等士官試験の受験生への激励ということも聞き(もっとも、他にも目的はありそうですが)、状況を確認のため、イクタとトルウェイは偵察に出ます。近くで食べれそうなものを採りつつ、ここが現在戦争が行われているキオカ共和国との国境付近、しかもキオカ側であることを知ります。愕然とするメンバーですが、そんな中イクタは2つの提案をします。1つ目は、キオカ共和国の捕虜となって身柄の安全を確保する事、2つ目は、自力で国境を越えてカトヴァーナ帝国に戻ること。シャミーユは捕虜などもってのほかだ!と声高に言いますが、それを冷静にかつ「無礼に」諌めるイクタ。さすがにまずいと思ったのかヤトリがイクタを押さえつけ、シャミーユに謝罪をします。

 

その後、それぞれ食料品を調達し、まずは生命をつなぐことを最優先にします。食事自体はある程度確保でき、また寝床としていた洞窟付近にも手製の警戒網をつくるなどして、次第に落ち着きを取り戻します。そうはいっても、まだ結局どうするかは結論が出ていませんが。そんなある夜、シャミーユはトイレに行きたくなって、一人洞窟を出て外で用を足してます。とそこに運悪くキオカ兵が来て、捕まりそうになりますが、予めヤトリが作っておいた警戒網が突破されたことを知ったイクタたちが素早く行動したことにより、姫殿下は助けられます。当然ですが、その場にやってきたキオカ兵は皆殺しです。まぁ、戦争をしているのですから仕方がないことですが。ただ、イクタたちはこれから軍に入る士官候補生の候補であって、いくら旧軍閥の一族と言っても実践は初めてです。改めて人を殺すことの重大さを実感するメンバーでした。

 

その後、殺したキオカ兵が乗ってきた気球を手に入れて、これを取引材料に国境警備隊を騙して、国境を越える方法を画策します。策の概要はこんな感じです。イクタが倒したキオカ兵のふりをして、国境警備隊に接触し、気球が帝国からの亡命者によって奪われてしまった。彼らは気球を返す代わりに、帝国側に戻ることを希望している。気球はキオカの貴重な財産であり、このまましておくと風の流れによっては帝国側に落ちてしまうかもしれないいから一刻の猶予もない。なので、早くこいつら(イクタ以外のメンバー)を向こう側に連れて行きたい、というものでした。人を騙すことにかけては一流?のイクタの言もあって、どうにか国境を越えることに成功します。国境を越えたところで、帝国側東域鎮台の司令官、ハザーフ・リカン中将のもとへ行き、その後帝都バンタハールへ送り届けられることになります。

 

場面は変わって帝都です。姫殿下を帝都にお連れしてから、しばらくは沙汰が出るまで待てということで、高級ホテルでのんびりしている面々。結構リッチな生活です。イクタは趣味の年上の女性あさりにいそしんでいます。そんなイクタをヤトリが朝おこしに来ます。遂に東域鎮台のハザーフ・リカン中将がなくなったとの報がはいったと。当然、東域はキオカにとられて帝国は敗北します。もっとも仕組まれた敗北ですが。

 

場面はちょっともどって、東域鎮台でイクタたちがハザーフ・リカン中将と面会している場面です。シャミーユ殿下の帰還に喜ぶリカン中将。ただ、そこでイクタがやってくれます!こんな出来レースの戦争は無意味だから、撤退するべきだとリカン中将に進言します。勅命の戦争をやめて撤退など、シャミーユも激怒するかと思いきや続きを話せと言います。そこでイクタは帝国が30年前に東域をキオカから奪い取り、開拓などしたが思いのほか開拓に手間取り、また多大な税金ばかり使う土地であり、もはや不要の産物となってしまっていたが、今さらいらないというわけにもいかず。それを認めることはすなわち帝室と内閣の執政を認めることになる、ということで、出来レースの戦争で負けてとられたことにしようとしたもの。そして帝室と内閣が本気で戦争に対処したことの人柱として名のある指揮官であるリカン中将に白刃の矢が立ったとのこと。うーん、事実なのでしょうが歪んでいますね。。。

 

当然と言えば当然ですが、撤退ができるわけもなく。。その1か月後予想通り東域はキオカに奪い返され、リカン中将は戦死します。ホントやるせないですね。そんな報を受けた日に、遂に帝室?からお呼びがかかります。シャミーユを救った報奨が今上陛下から直々に下賜されるとのこと。陛下はイクタ達の予想を超える報奨を与えます。それは「帝国騎士」としての地位。叙勲ですね!カトヴァーナ帝国では通常一般人が貴族にはなれないのですが、帝国騎士=帝国に多大な貢献をした者には、一代限りですが貴族の地位を与えるそうです。それが帝国騎士。ただ、騎士となった以上、軍人とならざるを得ず、また叙勲は拒否ができるものではないです。要は勅命です。これを聞いて喜ぶものもいれば絶望する者も。。前者はハロやマシューですかね。まぁ、旧軍閥であるヤトリやトルウェイもうれしい方でしょうが。イクタは明らかに後者ですね。面倒事は嫌いですし。

 

叙勲のあと、シャミーユはこれから叙勲を祝った祝典があるから参加するようにということで、パーティー会場に馬車で向かいます。一応3対3に分かれてということで、ヤトリ、イクタ、シャミーユが一緒です。会場に向かう途中、イクタは自分の本心、貴族や軍人なんかになりたくなかったことを告げます。そして、叙勲の本当の理由をぶちまけます。要は東域戦線での負け戦で国内の世論は暗くなっている。そこに行方不明の第三皇女を救った英雄が現れれば、世論は楽観的になる。そのための道具として、いいように使われたわけです。うーん、これには腹が立ちますよね。ただ、報奨だけならまだしも軍役までついてきますからね。。。さらにイクタはシャミーユを追撃します。高等士官試験の会場へ行こうとしていたのも、何かしらの意図があってものだ、要は将来有望な軍人となる者達とのネットワークづくり。そこで何をさせたいんだ?と迫ります。

 

シャミーユも12歳とは言いつつ、それなりに腹に一物を持っており、反撃にでます!「そういう疑い深さは、父親から学んだものか?ソローク、いや、イクタ・サンクレイ」と。うーんやはり、バダ・サンクレイ大将はイクタの父でしたか。。。勝ち誇ったようにいうシャミーユはさらに、イクタの母親がキオカ人で、当時戦争で勝った今上陛下が好きものでキオカから接収した美女を褒美にバダに下賜したとも言ってしまいます。これにはイクタはマジできれて、ヤトリの静止も振り切ってシャミーユの首を絞めつけ、今度母を侮辱したら縊り殺すとマジ顔で恫喝します。さすがにシャミーユもこれには怯えます。そうこうしているうちに、馬車はパーティー会場に到着。結局シャミーユの目的は聞けないままでした。イクタは今日は最悪の日だといって、そのままパーティー会場の中に消えていきます。おびえるシャミーユを一瞥さえせずに。。。

 

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第三章 永霊樹の番犬たち

場所は帝国軍中央基地附属高等士官学校。帝都バンハタールから南に30キロほどにあります。ここには常時4000人ぐらいに兵がいるみたいです。帝国騎士として叙勲を受けた5名は、特例で今年の高等士官として合格しここで訓練中です。ただ、いくら帝国騎士として叙勲を受けたとしても軍の階級は准尉からスタートです。なので、他の合格者と一緒に軍の洗礼を受けて毎日ひたすら走らされたり、上官に罵倒されまくってます。

 

同期には全部で32名。その中には帝国騎士となった5名をやっかむものもいます。まぁ、一応名前をあげときますと、しょっちゅうイクタに嫌がらせをしてくるのは、マッチョなアゴラ、出っ歯のコーサラ、ギョロ目のニーラという3人組みたいですが。それとは別に驚くことが。。それはシャミーユ姫殿下も特例として、士官学校に来ているんです。しかも准尉として。うーん、彼女は何か思惑がありそうですね。イクタも言っていましたが、どうも有力士官候補とのネットワークづくりになのでしょうね。でも当然その先には何らかの目的があるはずです。。。ただ、イクタは前章から尾を引いているのか、シャミーユには冷たいです。うーん、イクタの恋愛レンジが年上熟女だから年下のお子様のお姫さまは対象外というのも理由かもしれませんが。一方の姫様は、イクタの優秀さに目をつけているようですが、どうもそれだけでなく、異性として惚れてしまっているかもしれません。もっとも12歳の女の子で、しかも帝室育ちの姫にはこの気持ちが恋とはわからない様子です。

 

イクタは座学ではたまに天才?の片りんを見せるんですが、それ以外の訓練はからっきしダメです。まぁもともと軍人になりたくなくて、楽した人生(国立図書館の司書)をのんびり過ごそうと思っていたんですから無理もないことですが。

 

他の騎士団のメンバーも徐々に学校になれてきてます。特に同じ風銃使いのトルウェイとマシューは結構仲が深まっていく感じです。あるとき、トルウェイとマシューが訓練後、食堂に行こうとするとそこにトルウェイの知った顔が。。それはトルウェイの兄の2人が北域から戻ってきたみたいです。ただ、兄弟3人仲がいいわけではなく、どうもトルウェイは上の2人の兄、長男のサリハスラグ・レミオン大尉と次男のスシュラフ・レミオン中尉にいじめられているみたいです。スシュラは無口な方なんですが、サリハは結構いじめっ子タイプで、トルウェイを標的が近いと的に当てられない臆病者でレミオン家の面汚しだ、ぐらい言います。

 

そんな場面に突然乱入者が。もちろん、イクタです(^_^;)。突然頭上から現れて、サリハを口撃し、キレさせてボッコボコにされてしまいます。うーん、イクタ君弱すぎです。。ただイクタにも考えがあり、殴られつつも、ヤトリ、シャミーユがこの場にくるのを待っていた様子。ヤトリが来るとバトンタッチとばかりに、サリハたちの相手をさせて返り討ちにしてしまいます。うーん、こんなやり方は禍根を残すだけなんですけどね。管理人的には、頭のよいイクタ君がなぜこんな不毛な喧嘩を吹っかけたのかちょっと疑問ですが、彼なりに仲間(トルウェイ)がバカにされているのが悔しかったのかもしれません。思ったより人間味があるのな?

 

そんなこともあり、士官学校に入って3か月間の基礎訓練終了。それぞれ40名で構成される小隊を任されることに。ヤトリは焼撃兵第一訓練小隊。トルウェイは風銃兵第一訓練小隊、マシューは風銃兵の小隊、ハロは衛生兵の小隊、そしてイクタは光照兵第三訓練小隊です。イクタの小隊では、結構残念な声が兵士たちからあがりまます。。。まぁ、イクタ自身見た目やる気ないし仕方ないですが、それ以上の問題が。准尉であるイクタの下につく副官のスーヤ・ミットカリフ軍曹(女の子です)は、昔のイクタの不倫相手アミシアさんの娘だったんです。当時イクタは15歳ぐらいと言ってましたが、どんだけ年上好きなんだか(^_^;)。ただ、イクタ的には相手は当初独身だと思っていたんですが、実は旦那もいて修羅場になったそうです。とばっちりと言えばとばっちりなんでしょうが、スーヤにしてみれば、そんなの関係ないです。しょっぱなから嫌われまくっていて、小隊も言うこと聞かず。まぁ、副官が仕切ってきたので、副官に嫌われてしまうとどうしてもそうなりますよね。ただ、ずっとそのままで行くわけにもいかないんですけどね。。。

 

そんな中、模擬戦を兼ねた進軍訓練が行われることに。模擬戦では現役の士官も相手に駆り出されることもあるみたいです。ちょうど帝国騎士団に目をつけて、逆恨み?をしていたレミオン兄弟。こいつらがこの模擬戦に参加して、イクタ達を一泡吹かせようと画策している様子です。はたして、模擬戦の日程と組み合わせが告示されます。2つのチームに分かれて行軍し、合流地点でも模擬戦を行い戻ってくるというもの。行軍訓練なので泊まりもあります。で、肝心の組み合わせですが、レミオンの兄弟のサリハ大尉とスシュラ中尉、そしてヤトリの3小隊のチーム、VSイクタ、トルウェイ、マシューの3人の小隊チームです。なお、ハロは衛生兵なので中立の立場でけがなどした兵を手当てする役です。

 

イクタはこの進軍訓練を通して、そろそろ自分の小隊の指揮をとろうと思います。ただ、まずはスーヤを説得しないと。そこでイクタはスーヤに今回の模擬戦で自分が指揮して勝ったら以後小隊は自分が指揮すると約束します。果たして勝てるのでしょうか?ただ、どう見ても、レミオン兄弟というよりヤトリが強敵になりそうですよね。。。

 

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第四章 イクタ・ソロークの怠性科学

さて、進軍訓練のスタートです。7個小隊で280人以上の参加のはじめての大規模訓練ですが、イクタは緊張した様子はないです。悪天候ということもあり、普通ならば1日半ぐらいかかる道のりなんですが、イクタは今日の夕方には現地につくようにと言います。しょっぱなからスーヤがあきれてます。そりゃそうですよね。普通に30キロ以上の道のりで悪天候で、総重量30から40キロの荷物を担いで。例年なら1日半の道のりですから。ただ、イクタはしょっぱなから奇策?に出ます。出発早々わき道にそれて、不要な荷物はその場においてデポ【小型の物流拠点)にしてしまったんです。そして最小限の荷物で、いよいよ進軍開始です。直線距離で30キロの道ですが、既にイクタの頭の中には地図がはいっていて適確に道を選んで進んでいきます。途中土砂崩れが起きそうな道を避けつつ、結果としてその日の夕暮前には指定の場所に到着です。これにはスーヤもびっくりです。

 

早く着いた分、その日のうちに偵察をします。北にある広場が例年決戦の場所らしいんですが、その南にクリリ川という川があります。命令書には「戦力合流に好適」とだけでそこで戦えとは書いていないんですよね。この辺がイクタの発想の柔軟性があるところなんでしょうね。イクタは川を渡って対岸を散策して、策を練ります。川は雨の影響でいつもより水嵩もましていて、胸位の深さになってます。川を渡ったさきでイクタはイスノキという気を見つけて大喜びです。明日は朝から大工仕事だとも言ってます。

 

決戦の土地には南側にクリリ川。その向こう岸に行く。指示では北の広場。ただ、他方のヤトリ。サリハ大尉が総指揮官。シャミーユも一緒。サリハたちは翌日の昼ごろ現地に到着です。当然といえば当然ですが、サリハはイクタをなめているので、まだ決戦の場所に到着していないとタカをくくっています。が、ヤトリはこれまた当然ですが、イクタがキレッキレなのはよく知っているので、斥候隊を出します。案の定、既にイクタ達はクリリ川を挟んだ対岸に兵を配置して臨戦モードです。サリハ大尉は、状況がよく理解できず、また自分たちよりも用意周到に準備しているのを知って焦ります。うーん、こんなやつが上官だと命がいくつあっても足りないですよね。。で、あわてて兵を率いてクリリ川へ向かって対峙します。そこで、早速戦闘開始と思いきや、すぐには始まらず。イクタは一部の隊で北に向かいます。ただ、じつは北に向かったふりをして林に潜んでいたんですが。そんな簡単な陽動にひっかかったサリハはヤトリの隊に北へ行ってイクタの隊を叩けと言います。ヤトリは反対しますが、まぁ上官命令なので従うしかなく。。。

 

ヤトリが兵とともに北へ行ってしばらくして、ハヤシに潜んでいたイクタの兵と、トルウェイ、マシューの隊で一斉に突撃です。相手はあせりますが、川を挟んでなので川を渡る最中に風銃でねらい撃ちしてやる!と思いきや、イクタ達は簡単に川を渡ってきます。深さもなぜか膝位までで、ぐんぐん攻め込んできます。イクタ達は朝一番でイスノキをきって、それを水中に沈めて水中橋を作っていたんです。混乱に乗じてサリハ達を殲滅しようとしますが、予めそうなることがわかっていた?ヤトリ隊も混じって、どうにか全滅は免れます。ただ、初回の戦闘はイクタ達の圧勝です。その後イクタ達は追撃をするかと思いきや、そんなことはせず。というのはサリハたちとしてみれば、かなりの兵がやられ、それで追撃がくることが予想されるので、真っ向勝負というより、森に隠れて敵が追撃に来たところを挟撃するなどできるためです。勝負的にはどこにいるかわからない敵におびえての追撃よりも、敵を待ち構えて迎え撃った方が効率的ですし消耗も少ないですよね。イクタはこれを逆手にとります。

 

 

サリハ達は待てども待てども追撃が来なくて、待ちくたびれてしまった様子です。そこでヤトリが斥候をだして偵察すると、イクタ達は追撃などせずに、サリハ達の隊が決戦の場に入ってきた北側の出口を封鎖して待ち構えているとのこと。北口封鎖の意味するところですが、サリハ達は模擬戦終了後北口の出口を通って基地に帰るんですが、退路を断たれたということもできるんですよね。ようは負けです、負け。。青ざめるサリハは逆上しつつ、北口で決戦に臨みます。が、ここでもイクタの策が聞いていて、彼らが北口に来るのは分かっていたので逆に待ち伏せをして、トルウェイが遠距離からの狙い撃ちで敵将のサリハを打ち取ります。激怒しつつも放心状態になるサリハ。

 

結局弟のスシュラ中尉が総指揮を引き継ぎます。無口なスシュラは兄よりも常識的で指示も的確でした!そうはいっても結局模擬戦闘は、イクタ側の勝ちです。イクタ側の兵もイクタの采配に羨望のまなざしを向けます。一気に信頼回復どころかカリスマ状態です。が、そこでイクタは違和感に気づきます。シャミーユ殿下がいないんです。模擬戦を見に来たのにその結果が出ても現れず。。おかしいと思っているとトルウェイが西に向かう殿下を見たとおかしなことを言ってきます。決戦地は北でヤトリ達は南の方なのにです。西に行く理由がないことが問題だと。。。そこでイクタは1つの答えにたどり着きます。

 

一方、敗者側のサリハ達。。呆然とするサリハにヤトリは降伏を進めます。どうせ負け戦ですし、模擬戦とはいえ引き際もわからないとのそしりを受けるよりはいいだろうと思い提案しますが、サリハはよほど悔しかったのか涙を流して無言状態です。もちろんスシュラも。。そんなときに、イクタ陣営の方が降伏の信号を打ってきます。が、おかしい?とヤトリが思うのもつかの間、すぐにヤトリにしかわからない信号でイクタが緊急事態を告げます。ヤトリはイクタに全幅の信頼を置いているので早速行動に出ます。が、自分の兵の半数以上は行方不明で合流できずにいます。そこにスシュラが自分の兵を貸し与えてくれます。何気に弟のスシュラ中尉はできる奴っぽいです!それでヤトリは早速行動を起こし、イクタの指示通り西に向かいます。

 

そのころ、肝心のシャミーユはというと、なんと親衛隊に裏切られて囚われの身になってしまっています。西に向かったのは、イクタが西の方でけがをしているとだまして、連れ出したんだそうです。シャミーユの中ではそれほどイクタが気になる存在になっていたんです。囚われのシャミーユはおそらくこのままどこかに人質としてとられて、何らかの要求を中央政府にするのでしょうね。。。

 

親衛隊隊長のイソン大尉は、親衛隊を任されるということもあって当然優秀な軍人です。今回の訓練の合間を狙って誘拐計画を実行したんです。西へ逃亡する親衛隊15人の前に、早々とヤトリが現れます。姫を人質にとられており、緊張の面持ちで対峙するヤトリとイソン大尉。実戦経験も豊富なイソン大尉は、ヤトリをすきを作らせて、羽交い絞めにして首を絞めつけます。あと一歩で首の頸椎が折られるというときに、遠方よりトルウェイが空銃でイソン大尉のこめかみを撃ち抜きます。ホントに紙一重でした。自由を取り戻したヤトリはまるで自身が剣になったように、残りの親衛隊を一瞬で切り捨てます。まさに鬼神ですね。。。「白兵」のイグセムここにありです。

 

その後、やってきたイクタはシャミーユには声もかけずに、死ぬ寸前のイソン大尉に話しかけます。イクタもイソン大尉と思いは同じで、誘ってくれればクーデターに参加したのに、、、とほんとかどうかわからないことまで言います。イソン大尉はイクタの用兵術に自分と通じるものをかんじていたようです。実はリカン中将は、イクタの父であるバダ・サンクレイの流れを汲んでいたそうです。でも自分の素性を明かすこともできず、イクタが逡巡しているうちにイソン大尉は亡くなります。なんかやるせないですね。

 

その後、イクタは何事もなく、ヤトリを介抱し、最後にシャミーユに声をかけます。ただ、皮肉たっぷりと、血みどろの姫に、「赤いドレスを新調したのかい?今の姫さん、すごーく赤いよ」などといったものだから、さすがのシャミーユも大泣きです。そのおかげで、イクタは一か月間はシャミーユの言うことなら何でも聞く羽目になってしまいます(T_T)。

 

誘拐事件から数週間がすぎたころ、イクタは相変わらずシャミーユに振り回されています。まぁ自業自得ですが。今日もパーティーに引っ張り出されています。が、会場へ向かう途中のシャミーユの様子がいつもと違います。彼女もついに自分の本心をイクタに明かす決意をしたようです。それは、イクタに最短で帝国元帥か大将になれ、というもの。さらに続きがあって、そのうえでキオカとの戦いで負けろ、というもの。???言っていることが意味わからないですよね?

 

シャミーユ曰く、今の帝国はもはや自力で再生できないほど腐りきっている。よって外圧によってしか変えられない。他国、キオカの文化や経済を内に招き入れて改革をするとのこと。ただ、完全に負けてしまっては属国に成り下がってしまい、帝国の文化や人民も虐げられてしまう殻、適度な緊張感を維持できるぐらいに、ほどよく負けろとのこと。敗戦で国が復興するなんて、とっぴょおしもないですが、日本だってそうですからね。あながち間違っていないかもしれません。ただ、人は死にますよ。。(T_T)。それに適度に負けるって普通ならばできないです。そんな将棋じゃないんですから。

 

こんなことはイクタしかできないとシャミーユは言います。実はシャミーユは11歳までキオカで人質のような扱いで育ったそうです。帝室の中だけで育っては思いつかない発想ですね。。。さすがのイクタもこの話には絶句で聞き入ってしまいます。本人が希望するしないにかかわらず、運命の歯車は回り始めてしまいました。
常怠常勝の智将イクタ・ソロークと帝国最後の皇女との壮大な物語の幕開けです。

 

で・・・

 

次回へ続く!

 

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続いて、以下の管理人のレーダーチャートを見て下さいね。

 

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン1巻の管理人評価チャート

ねじ巻き精霊戦記天鏡のアルデラミン1巻の感想レーダーチャート

 

 10点満点です。↓
主人公 9 イクタ・ソロークの怠ける=科学みたいな独自の?世界観が個性的で目を引きました。ラノベでありがちの(いい意味で)、実の父親は名将バダ・サンクレイ大将というのもある意味王道です。
ヒロイン 9

本作品はおもに3人のヒロインがいます。ヤトリ、シャミーユ、そしてハロ。最初ヤトリが主役かと思ってしまいました。だって、表紙もヤトリがめいんですからね!しかもへそ出しルックで何気に色っぽいですし。

登場人物 8 軍がメインの話ということもあり登場人物はどんどん増えていきそうですね。名前がちょっとアラブ系?をいれているのか思え辛いですが、今のところはどうにかおっついています。メインはやはり帝国騎士団の5人+シャミーユでしょうね。この6人を中心にどんなことになるのか楽しみです。
セクシー 4 やとりのへそだしに4点!あとは基本あまり色っぽさはなかったです。イクタがハロを口説くシーンなどはちょっと読んでいてドキドキはしましたが。
萌え 4 うーん、あまりないですね。精霊が2頭身でちょっとかわいいかな。でもタイトルにねじ巻き精霊戦記とありますが、あまり精霊は活躍しないんですよね。。。どうなることやら。
バトル 10

肉弾戦は女性のヤトリに任せ、主人公イクタはひたすら頭を使った戦いでした。ラノベではあまりないのかな?ちょっと新鮮でした。推理小説を呼んでいるような感じで、イクタの次の一手を創造しながら読むとなお一層おもしろいですよ。

テンポ 7

結構短期間に怒涛のごとく展開が進みましたね。ちょっと盛り込みすぎ感もありますが、飽きることなく一気に読めました。

感動(涙・笑) 3 構成や戦略などで感心する点はたくさんありましたが、感動はなかったです。。
奥深さ 10 かなり奥深いです。まだ隣国のキオカ共和国しか出てきていないですが、まだまだ他国は出てくるかと思いますし、何より帝室の人間や内閣の人間も出てきていないので、話はこれからさらに広がると思います。イクタの出生(バダ・サンクレイの子供ということ)は、このまま最後まで内緒で行くのか気になるところです。
意外性 10 戦闘時における戦術やら戦略やらかなり練られていて、あまりラノベにはない本格軍事もので楽しく読めました。また、シャミーユがイクタに望むものも想定外でした。そんなにうまくはいかないと思いつつ、物語はどうなっていくのか目が離せません。!

 

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