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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2巻のネタバレ感想とあらすじ【ラノベ】74点

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2巻

 

高等士官候補生だったイクタやヤトリ達が、2巻目にして初の本格実践に突入です。ネタバレ感想ですが、帝国領の北にすむシナーク族の動乱の平定といいつつ、その後ろには宿敵のキオカ共和国がいるようです。しかも反乱のきっかけは少数民族への弾圧なので、結構重たい話です。

 

愚将のおかげ?でイクタたちの活躍場面がたくさんありますが、それに比例するようにどんどん兵士が死んでいきます。その数数千ですからね。ちょっとぞっとしました。

 

またやっとのことでシナーク族の動乱を鎮圧したと思ったら、アルデラ神軍の登場ですからね。予想の斜め上行く展開で、息をつく暇もなかったです。次のいってを考えながら読むと楽しさ倍増でした。

原作ライトノベル情報

【著  者】宇野朴人

【イラストレーター】さんば挿、竜徹

【出版社】 電撃文庫

【発売日】 2012/11/9

【ジャンル】異世界軍事ファンタジー

【ISBN-13】978-4048869881

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2巻の公式あらすじ

より多くの実戦経験を積むため、北域へと遠征することになる帝国騎士イクタたち。
目指すは、カトヴァーナ帝国九百年の歴史において、一度も外敵の侵入を許したことのない大アラファトラ山脈に守られた軍事拠点、北域鎮台。野盗の相手と山岳民族「シナーク族」の監視以外は総じて暇な部署だと噂される、帝国最北の基地だった。
しかし、どこか訓練気分の彼らを待ち受けていたものは、想像以上に過酷で壮絶な――そう、本物の戦場だった……。
話題の本格派ファンタジー戦記、待望の第2巻が登場! 巨大帝国の運命を握るイクタ准尉、その瞳に映るものは!?

出典:「BOOK」データベースより

 

続いて、以下の管理人オリジナル「感想とあらすじとネタバレ」を見て下さいね。

 

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2巻の感想とあらすじとネタバレ

 

やっとのことで高等士官学校に入ったイクタ達を待ち受けていたのは、想像を絶する実践でした。しかも相手は本来守るべき帝国人民。ただ、カトヴァーナ人ではなく、シナーク族という少数民族です。どこの世界でもある少数民族への弾圧に耐えかねて遂に反乱を起こしてしまったシナーク族。主人公イクタ達は帝国側という微妙な立ち位置で読んでいてちょっとつらかったです。

 

愚将サフィーダのおかげ?で、2巻目にして軍人としての本分と正義とは何か?といった狭間の話なので、思いのほか重たかったです(-_-)。内容的にもラノベの範疇を越えているような。。。

 

ただ、たぐいまれなるイクタの知略と先見の明、さらにヤトリの鬼神のごとき白兵戦と1度で2度も三度も楽しめる作品でした!今後の展開も予想だにしない方向に行きそうで、早く続きを読みたくなりました!

 

詳細は以下をご覧くださいね。

 

プロローグ

ある地方の農村地帯。近年食糧不足で、自分たちが満足に食べ物がないにもかかわらず、大切な食糧源のトウモロコシの粉が持って行かれます。税金みたいなものですかね。でも圧政にために徴収される感じではないです。みんなが同意のもとです。

 

そこに、この部族の長であるナナクと呼ばれる女性がやってきます。部族の農家のメライゼはナナクとはなし、平地の民を相手にした戦争が始まることを聞きます。部族全体の総意でもあるようです。奪われた土地そして奪われた精霊(ハハシク)を取り戻す聖戦が今行われようとしています。

 

第一章 開いた匣と不毛な中身

帝都バンハタールから南に約30キロにある帝国軍中央軍事基地。そこでイクタをはじめとした帝国騎士のメンツも訓練を受けています。准尉とはいいつつ、いまだ士官候補生ですからね。ハロは衛生隊の士官として、日々下士官の訓練に精を出しています。途中、木陰でさぼっているイクタを見つけて話しかけます。イクタはどうも手紙?を読んでいる様子。内容をきくと、何でもアナライの匣(はこ)が開くとのこと。なんのことやらわからないハロにイクタは丁寧に教えてくれます。アナライの弟子の間ではルールがあって、発明したものは例外なくアナライの匣に収められます。といっても物理的なものではなく、知的財産のようなノウハウとしてです。そして、時代の趨勢をみて、徐々に世の中に出されるそうです。革新的すぎる技術は人の破滅?をも導いてしまうことを懸念しているのかもしれませんね。で、そんな中今回ある最新技術が出されるそうです。キオカ共和国に亡命したアナライが共和国から軍事転用可能な技術の提出を亡命と引き換えに求められたからのようです。ただ、キオカだけだと世界のバランスを崩すので、敵国であるカトヴァーナ帝国でも同様の技術が公開されるように調整されているとのこと。もちろん、公式にではなくアナライの弟子の間でうまくですが。うーん、今回はどんな技術が公開されるのか。イクタ曰く戦場がちょっと変わるぐらいだと言ってますが、それってすごいことですよね。

 

シャミーユ第三皇女(12歳)は特別に帝国軍の准尉として、帝国軍中央軍事基地で軍の勉強?をしています。なので、日々ヤトリやイクタといった帝国騎士の面々と行動を共にすることが少なくありません。今日もこれから夕飯を騎士団の連中と食べる予定です。食堂に向かう途中、授業のない部屋にいるイクタを見つけます。イクタに何をしているのかと聞くと、図面を書いているとのこと。先ほどのアナライの匣と関係があるのでしょうね。おそらく最新兵器の図面でも書いているのでしょうか。そんなイクタの様子をみつつ、シャミーユはこんなところでもたもたしていていいのか?と詰め寄ります。というのは、前巻の終わりで語られてましたが、シャミーユとしては、帝国の腐敗を外敵である共和国との、大一番の戦争にわざと負けることで浄化しようと考えており、そんなことはイクタにしかできない、なので、5年後には大将か元帥になれと無理難題を言っていたからです。イクタとしてもシャミーユに言われたからといって出世できるものではないですからね。軽く流してましたが。

 

さて、日はかわってある日の弾道学の講義。この講義はヤトリは面白くないものでした。講義の内容というより、姫誘拐事件から既に2か月が経過していますが、救出劇の際のヤトリの白兵戦の壮絶さに尾ひれがついて、それを面白おかしく他の士官候補生がこそこそと話しているのが聞こえてきたからです。イクタはヤトリの気持ちを知ってか、わざと講義中に自分に注意をひかせて、そんな陰口を封じます。その代償ではないですが、イクタは戦場における砲兵の現状について、語りだします。教師もイクタの知識には一目置いているのでしゃべらせます。

 

イクタ曰く、現在の戦場での主力武器は、「風臼砲(ふうきゅうほう)」という風精霊を4体から8体使った空気圧縮砲みたいなものですが、それには弱点がありありで改良が必要であることを告げます。弱点というのは、移動が大変。重さの割に威力が弱い、射程が短い。の3つです。改善点は威力と射程でしょうか。。これを改善したのが共和国が使用している「爆砲」と呼ばれるものですが、どういう武器なのかははっきりとは書かれていませんでした。。このあたりも今後の物語の伏線な気がします。

 

さて、場面は変わって、北域出張の時期となりました。北域は新人士官には妥当な訓練となるみたいで、主に軍需物資の輸送の護衛と山岳民族シナーク族の監視ぐらいで本来ならば楽ちん見たいです。が、多分そんな簡単にはいかないんでしょうね(^_^;)。イクタはアナライに師事していたとき、どうもシナーク族の村にいったことがあるようです。なので、マシューなどが山出しとバカにしていますが、そんなことはないよと、イクタは説明をします。どうも女性優位な考えのある民族みたいです。

 

さて、北域遠征どうなることやら。。。。

 

 

第二章 北の大地の諸問題

やってきました!北域鎮台。早速高等士官候補生を歓迎する宴が行われています。騎士団の他になぜかシャミーユ姫殿下も来ています。まぁ、この人はどこまでもついてくるのでしょうか。。

 

北域鎮台総司令のタムツークツム・サフィーダ中将によるあいさつが行われていますが、こいつがまた使えない感ありありのやつです。東域鎮台がキオカに負けたことについては、自分がいれば戦局は覆ったとばかりに力説するアホです。まぁ本心なのかは不明ですが、場を白けさせるのはうまそうなやつです。彼の補佐役として、ユスクシラム・トァック少佐という病人っぽく顔色の悪いやつもいます。見た目は心労が絶えない感じのやつですが、中将が使えない分、現場の兵士たちからの信頼も厚く、実質北域鎮台をしきっているのは彼のようです。
宴の席上、イクタ達の上司にもなるセンパ・サザルーフ中尉や豪快な大男のデインクーン・ハルグンスカ准尉などもいます。

 

ハルグンスカ准尉は北域鎮台では白兵戦では一番の実力者ということもあり、宴の席上、白兵のイグセムと名高い名門旧軍閥であるヤトリシノへ一騎打ちの決闘を申し込みます。イグセムの家に生まれた以上、このようなことは避けて通れず、また勝つことが義務付けられているような一族です。当然のようにヤトリはその決闘の申し出を受けます。その様子をうかがっていたシャミーユは不快感をあらわにしますが、イクタ曰く、イグセムの剣はある意味見世物という面もあるとのこと。というのは、本来厳格であるべき軍においてなぜイグセム家のみ2刀を持つことが許されているのか?本来ならば軍規を乱すので、例外なく1刀にするべきなのです。当時のイグセムの当主も2刀を返上しようとしたところ、当時の皇帝が民はイグセムの2刀に希望と憧れを持っているのだから、そのまま2刀のままでいるように言われたそうです。それに対してイグセムは不敗であり続ける限りと答えたそうです。それ以来、イグセムは決闘を求められればそれに応じるようになったとのことです。もちろん、負ければ二刀はやめる覚悟でです。うーん、すさまじいですね。

 

話は戻りますが、宴の席上、ヤトリとハルグンスカは決闘を開始。大男のハルグンスカの攻撃をものともせずに、ヤトリは焼部に勝ちます。

 

翌日、サザルーフ中尉の指揮の元、騎士団をはじめとした高等士官候補生の面々は行軍の演習をしています。サザルーフ中尉いわく、二年前ぐらいからシナーク族がふもとに降りてきて悪さをするような事件もなくなり、ほとんど争いはないらしいです。ただ、行軍をすること(示威行動)で、相手に対して圧力をかけるぐらいの意味しかないそうです。そんな話をしているさなか、サザルーフ中尉はイクタがないことに気づきます。イクタを捜していると副官のスーヤがイクタからの伝言をサザルーフ中尉に伝えます。伝言の内容は演習をさぼったので、自主的に営倉に入るとのこと。うーん、さすがにイクタのこの行動はなめすぎですよね。。。私がサザルーフならかなり激怒です。

 

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一方のイクタは、営倉に入っているわけでもなく、基地内を散策し、女性兵士用宿舎の前でのトラブルに首を突っ込んでます。トラブルというのは、女性兵士たちが自由時間に読んでいた本を上官のタルカ中尉が没収しようとしていたんです。ただ、別にいかがわしい本ではなく、本棚を私物を本来おいてはいけない廊下においていたため、没収するというものでした。うーん、言いがかりに近いですね。タルカ中尉の本心としては、この世界では本はまだまだ貴重なものでそれを売り払って小遣いにしようとしていたみたいです。本棚には、アナライの書いた、大アラファトラ風土記も入ってました。そんな理不尽な上官の態度に、必死に抵抗していたカンナ・テマリ一等兵に加勢するイクタ。もしかしたらアナライの書物を読んでいたカンナに好感をもったのかもしれませんね。

 

イクタは体力では勝てないので、頭を使ってタルカ中尉を失神させて、これで一件落着?と思いきや、そこにサザルーフ中尉が戻ってきて、イクタをそのまま営倉送りです。そこで、イクタは他にも何かの気配(人ではない?)を感じ、自分の契約精霊であるクスにハイビームで照射させると、そこには囚われの精霊が!?サザルーフ中尉を問い詰めると、北域鎮台司令長官のサフィーダ中将の命令でやっているとのこと。ただ、この状況はアルデラ教の教義からかなり逸脱しているそうです。アルデラ教の基本教義で、精霊と契約者は互いの意思に反して決して別々にしてはならないそうです。そして、精霊は光を糧に生きるので、人間で言うならば、食事も与えられず閉じ込めているというものです。サフィーダは使えないと思ってましたが、ここまでバカとは。。。一応、精霊を取り上げることでシナーク族の反抗は収まったようですが、本当のところはわかりません。逆に猛反発を食らう危険も。。。

 

それはそうと、結局イクタは6日営倉送りになってしまいました。まぁ、自業自得ということで。

 

6日後、イクタが営倉から出てきましたが、さすがに飲まず食わずでふらふらです。食堂へ向かい騎士団と合流して、どうにか飲食をして少しは息を吹き返します。イクタが来る前、デインクーン准尉がトルウェイに決闘を申し込んできたのですが、トルウェイの獲物は剣じゃないので、将棋で雌雄を決することに。ただ、デインクーンは将棋の方はからっきしダメで、捨て台詞を残して去っていきます。そこに戻ってきたイクタ。将棋盤を挟んで話をしているトルウェイとイクタをみて、シャミーユはどっちが強いのか?ヤトリも交えて三人で勝負をしろと言いだします。たかが将棋ですがやはり戦術などそれぞれの能力がでるので、上下をつけてみたいというシャミーユの好奇心もあったようです。三者三様の反応で、ヤトリは即答でOK、トルウェイは逡巡しているところ、イクタはきっぱりとNO。そんなイクタの態度にシャミーユは怒り気味で、イクタに対して覚悟ができていないのはおぬしの方だ!といいます。まぁ、その通りなんですけどね。イクタは決して望んで軍人になったわけではないので。

 

カンナ・テマリ一等兵は、物資補給の任務で近くの町(基地より約2時間)に向かって荷車を押しています。心なしかいつもより重いようです。そんな物資補給の任務にヤトリの騎馬隊も護衛ということでついています。さらに、北域鎮台のナンバー2である、トァック少佐も一緒です。物資の補給はどうしても国民の協力が不可欠であり、そのために良好な関係も気づく必要があることから、何気に気を使う仕事なんです。軍というと戦ばかりに目が行きがちですが、日ごろからの物資の調達や国民の協力など、大変ですよね。。そういったことを一手に引き受けているのがトァック少佐なんです。

 

で、やっとのことで町につきます。すると、カンナの押していた荷車の上からイクタが下りてきました!。彼は荷物に隠れてついてきたんですね。羽根を伸ばしたかったのでしょうか。近くの町を楽しもうとしていた様子ですが、カンナを見つけアナライの兄弟子として、以前カンナに感想を聞いた大アラファトラ風土記で気になったところについて感想を求めます。カンナもまんざらではなく、話が弾みます。この世界の理にも通じるのでしょうが、カンナの気になった点は、シナーク族の精霊信仰とアルデラ教の教義の比較における矛盾点?です。というのは、アルデラ教ではまず主神がいて、精霊は主神がつかわしたものというのが大前提らしいんですが、シナークの精霊信仰では、主神なんてそもそもいないんです。でも精霊は存在しているということは、アルデラ教の主神という考え自体間違っているのでは?と敬虔なアルデラ教徒からは怒られてしまいそうなことですが、そんなことを自力で考え出すなんてカンナは結構科学のそしつがあるのかもしれませんね。兄弟子としても喜ぶイクタですが、そんな折悲鳴が聞こえてきます。

 

一寸さかのぼりますが、トァック少佐はヤトリと他数名を従えて、街の有力者の元へ交渉?に来ています。どうも有力者の家の様子が変です。ヤトリは一人表で待ち、他は中にはいっていくと、街の有力者の家族は皆殺しにされています。待ち伏せでなんとトァック少佐も殺されてしまいます。犯人はどうもシナーク族。これから始まる聖戦の第一歩として副官を血祭りに上げたんです。犯人を追いかけるヤトリとその部隊ですが、途中シナーク族の他の部隊とも鉢合わせになり両陣営にらみを利かせます。そこでヤトリはなぜこんなことをしたのか?!とといつめると、シナークの族長ナナク・ダルは今までの北域鎮台の非情な仕打ちについて語りだします。平地での商売を禁止され、モロコシも不当に安く買いたたかれ、食うに困って子供や老人は死に、挙句の果てに精霊(ハハシク)まで奪われたと。そんなことは知らなかったヤトリは絶句しつつも交渉の余地を探りますが、積年の恨みは一朝一夕ではれるわけもなく、ナナクは族長として聖戦を行うことを宣戦布告します。

 

これらの報告を受けた、北域鎮台司令長官のサフィーダ中将は、思わずほくそえんでしまいます。こいつクズですね(-_-)。サフィーダ中将としては、シナーク族弾圧は趣味みたいなものだったそうです。自分の命令で数千の軍勢を動かすことに快感を覚えるタイプですね。しかもい目付け役だったトァック少佐が死んだことにより、サフィーダに歯止めをかける者もいなくなってしまいます。サフィーダはトァックの死を中央にはかくして、シナーク族討伐の軍を起こします。総勢18000人です!うーん、異常ですね。

 

他方、トァック少佐をはじめ、仲間がシナーク族に襲われたことを聞き、兵士の中でも意見が割れます。ただ、イクタは今回の事件の違和感を感じます。具体的には、シナーク族には聖戦という考え自体がない。いくら精霊を奪われたとはいえ、それが聖戦という言葉にはならないとのことです。小さいころにシナーク族と交流があったからこそイクタはそう言い切れるのでしょうね。。。それでイクタのたどり着いた結論は、シナーク族を焚き付けた第三者、黒幕がいるとのこと。。うーん、話はちょっと複雑というか予想外の咆哮に行きそうです。
イクタ達が望むと望まざると、軍人である以上、戦争への参加は避けられない事態のようです。

 

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第三章 カトヴァーナ北域動乱

サフィーダ中将の指示により、シナーク族討伐の大遠征が開始です。総勢18000人の軍隊が、シナーク族の住む大アラファトラ山脈のいただきを目指します。そんな中には、カンナ・テマリ一等兵の姿も。。普段は平地で暮らす人たちが高地へ行って大丈夫なんでしょうかね??なんていったって、指揮をとるのがサフィーダという時点で終わった感がかなりありますが。どこの世も使えないクソ上司のために、苦しむのはいつも部下ですよね。。。

 

ちなみにさすがにシャミーユ姫殿下の身に何かあってはいけないということで、北域最南端の基地に移されます。本来ならば帝都に帰らせるべきなんでしょうが、そこはサフィーダ。トァック少佐の死が中央に知れ渡ってしまうと、新たなお目付け役がきてしまうので、わざと他の基地に移したようです。姑息なやつです。

 

遠征といっても、イクタ達はあくまで高等士官候補生ということで、予備兵扱いです。ただ、イクタもそうですが、前線に出ざるを得ないことも想定しているようです。そんなある夜、最新鋭の武器がイクタの下に届きます。どうも新型風銃のようです。早速イクタはトルウェイにこの武器を渡して、今のうちに練習しておくように言います。何事も万が一を考えて準備しておくことは必要ですよね。

 

さて、進軍から3日目にして、遂にアラファトラ山脈内で戦闘開始です。そこにはカンナ・テマリもいます。彼女の隊はまさに前線にいたことでどんどん同僚や仲間が死んでいきます。シナーク族は宣戦布告したこともあって、当然準備万端で帝国兵を待ち受けており、高所からの攻撃という有利な条件のもと、帝国軍兵士を殺戮しまくります。風臼砲の弱点もうまく克服しての戦略になすすべのない帝国兵です。。

 

3週間経過、予備兵だったイクタ達も遂に駆り出される始末です。補給物資の輸送という地味な仕事ながらあまりいい予感はしないですね。運んでいる物資は防寒具とくれば、高地の山上での戦闘の準備もなにもしていないのか?と言いたくなりますね。昔あった映画の八甲田山を思い出します(-_-)。

 

イクタ達はアラファトラのふもとの中継地点まで物資を輸送します。その後すぐに招集されます。何事かというと、次の中継地点までさらに物資を運べ都の指示です。もともとイクタ達の隊の指揮官であったサザルーフ中尉は前線へ行ってしまっているため今はスルカッタ中尉という人の指揮下です。着実に前線に近づいていますね。
一方のカンナたちはさらに前線へいき、そこで高台にある要害を確保します。ただ、もともともぬけの殻だったんですよね。何か罠の臭いが。。。ただ、そんなことを考えもせずにカンナの条件はこの要害を拠点とするので、死守しろということに。。。これがカンナの命運を決めたと言っても過言ではないと思います。

 

一方、イクタ達はどんどん前線の中継地点へ荷物を運び、ついには山間部まで来てしまいました。着実にカンナのいる前線に近づいています。夜、なんと夜襲まで受けてしまいます。遂に実践初体験です。そのときの指揮官はニカフーマ大尉は、それこそ使い物にならず。イクタ達は後方待機をしつつ、前方の包囲網を突破してきた敵兵をイクタの指揮の元、効率的に撃退していきます。イクタ曰く、やりたくないことなんだから、せめて効率的に楽をしないとということらしいですが。本作品では結構夜の戦いにおける照光兵がうまく描かれていますよね。でも照光兵って現実にはあまり効かないですよね?やっぱり精霊と言えば光系ということで、登場させているというのもあるのかなぁ。。。

 

さて、イクタ達はさらに奥へ進みます。そして当初物資を届ける陣地を見に行ったところ既に敵に占拠されているようです。そのことをイクタは北域に着て通算5人目の上官ナジル中尉にいいますが、こいつがまた使えない切れやすいタイプで、イクタに逆切れします。そのうえで、相手の戦力がある程度いることを承知の上での威力偵察を命じます。威力偵察っていう野は実際に相手と戦って戦力を見極めてこいみたいなものらしいですが、明らかに相手の方が戦力が上のとき(たとえその全容がわからなくても)、やる偵察ではないらしいです。イクタとしてもそんな無駄な偵察で部下を死なせるのは嫌だったのでしょう。ヤトリとトルウェイの部隊がいれば1時間で敵を殲滅して見せると言います。売り言葉に買い言葉じゃないですが、ナジル中尉はできるもんならやってみろ的な感じでOKをだします。それでもやってしまうのがイクタなんですよね。。

 

当然イクタとしても勝算があって言ったことです。具体的にはトルウェイの部隊に配備させた新型風銃、エアライフル。射程距離が従来から大幅に伸びで、150m以上離れたところから狙い撃ちです。まさにスナイパーですね。これを駆使して敵を効率的かつ安全に殲滅します。風銃(エアライフル)の初実践の記念すべき日ですね。

 

ちょっと話はさかのぼること数か月前。帝国軍中央軍事基地の総合兵装管理部では新型ライフルの試験中です。その命中度の高さに研究員らは騒然とします。考案者とされているパクダ・ソーンヤナイもびっくりです。ただ、実際にはパクダが発明したわけではないんですよね。そうです!イクタが書いていた図面はこのエアライフルだったんです。パクダはイクタからこの設計図を渡され、試作品をつくることに。イクタとしては交換条件として、試作機が出来上がったら、ある小隊(トルウェイ)に最優先で届けることです。まさに戦闘に使われたのがこのエアライフルだったんです。

 

さて、イクタ達が新型エアライフルで勝ったのもつかの間。前線より逃げてきた兵士より救援要請がきます。傷だらけで今にも死にそうな感じでここから1日ばかりいったところの高台の要害を守っている仲間が敵に囲まれ、全滅の危機に瀕していると言います。それをうけてイクタ、ヤトリ、トルウェイ、マシューの部隊は先に進みます。イクタは砦を前にして一旦行軍を停止。ここで2日間休むと言いだします。味方の要害は目の前なのにといぶかしむ面々ですが、既にこの場所は標高3000m以上で、無理な進軍は高山病を患う危険が増すので、高所順応する必要があると言います。はがゆいですが仕方ないですよね。

 

その2日後、やっと味方の要害にたどり着きますが、すでに時遅く皆殺し状態です。残念なことにその中にはイクタが妹弟子としてかわいがっていたカンナの姿が。。。仕方なかったといは言え、カンナのリボンを握りしめつつ、歯を食いしばるイクタ。。

 

 

第四章 ささやかな面目の行方

標高3800m。やっとシナーク族の本拠地に近いところまで来ました。もう少しです。が、そこで予想外の再会があります。北域鎮台での指導教官だったサザルーフ中尉です。彼も前線い駆り出されていたんです。上官が死んだこともあり現在は大尉です。再会を喜ぶ騎士団とサザルーフ。サザルーフは何で訓練生のお前たちがいるんだ?といいますが、イクタ、ヤトリの返答を聞いて納得顔です。またその際、イクタ達が負傷者をたったの24人しか出していないことにもびっくりです。さらにその指揮をとっていたのが、ヤトリではなくイクタであることにもびっくりです。

 

サザルーフ大尉は、イクタ達がいくら死線を越えてきたとはいえ新兵であることはかわらないので、なるべく安全な仕事を回してくれます。何気にいいやつです。ただ、そのお仕事というのが、シナーク族の補給路を断つために村を焼き払って、住民を一か所にあつめることです。これ自体鬼畜な行為ですが戦争とはそういうものなのでしょうか(T_T)。ただ、当初の命令は皆殺しだったようですが、それをサザルーフ大尉が変えたとのことです。うーん、ホント戦争って怖いです。イクタ達は生き残ったシナーク族たちに恨みつらみを言われるものの、どうにか任務を遂行します。途中シナーク族の子供に怪我をさせてしまうようなアクシデントもありましたが。。

 

さて、場面は変わって標高4200m。別々の方向から集合地点を目指していた帝国軍はやっと合流を果たします。ただ、当初は18000人もいたのに、たどり着いたのはたったの8900人。半分以下です。高山病でやられたやつも多く、また、三つに分けた部隊がそれぞれ連携もとれない行軍だったので、シナーク族には襲撃しやすかったのも災いとなっていたようです。ホント組織は上に立つものが無能のために恐ろしいことになってしまいますね。当の戦犯者=サフィーダ中将も来ているみたいですが、さすがにこれだけ兵士を死傷させてしまうと後はないですよね。ある意味大量虐殺と同じです。ここで死んでもらうか、仮に生き残っても軍法会議でかなり重罰を科してもらえるとすきっとするんですけどね。

 

合流した翌日の朝、遂に一斉攻撃の開始です。ただ、シナーク族も黙ってみているわけではなく、行軍中の帝国軍に奇襲をかけてきました。その中にはシナーク族の若き族長、ナナク・ダルもいます。挿絵もあるのですが見た目12歳ぐらいの幼児体型ですが、実年齢は19歳とのこと。うーん、ちょっと不釣り合いです。。。

 

大部隊が片側が崖で反対が絶壁の山道を通っている最中に上からがけを下りて奇襲を仕掛けてきます。浮足立つ帝国軍兵士。さらに悪いことに崖側の兵士たちが対岸から狙撃を受けてしまいます。これにはびっくりです。というのは射程距離が150mは離れているところからの狙撃で次々とやられていくのですから。これはすなわち敵側にも最新のエアライフルがあるということです。どう考えてもシナーク族がもっているわけないので、やはり裏にはキオカ共和国がいるんでしょうね。狙撃兵には狙撃兵をということで、トルウェイは迎撃に乗り出しますが戦況は混乱状態になってきます。これこそシナーク族の狙い通りです。

 

サフィーダ中将もこのやばさに気づきますが、前に進んで逃げることもできず、そうこうしているうちに、ナナク・ダルが絶壁を駆け下りてきて、サフィーダ中将の前に来ます。ただ、そこにはヤトリもいて、ヤトリVSナナクの戦いが。お互い一進一退ですが、それでもナナクではヤトリには及ばず。ナナクは契約精霊も失い半ば呆然自失となっているところ、ヤトリに捕縛されそうになりますが、そこで異変が。突然キオカの隠密部隊カラ・カルムが襲ってきます。そのすさまじい攻撃に、同僚のデインクーン准尉もやられてしまいます。そしてまっすぐとサフィーダ中将のいるところにやってくる連中ですが、その前にヤトリが立ちはだかります。ヤトリとカラ・カルムの頭目との一騎打ちになりますが、ヤトリの言劇の前にさすがの頭目も防戦一方。そうこうしているうちに周りを囲まれてしまったカラ・カルム。中将殺害は難しいと悟るや否や、速やかに撤退します。どうにか敵を退けたものの、デインクーン准尉の死という悲しい結末でした。

 

襲撃を受けたことで一時行軍を止めていましたが、予想外に早く行軍の再開です。どうしたものか?とイクタ達がサザルーフ大尉にきくと、敵本拠地に先についた友軍が歯止めが利かなくなって暴れまわって殺りくを繰り返しているとのこと。戦争はいとも簡単に人の精神を崩壊させるんですね。

 

一方、ヤトリに破れ契約精霊も失ったナナクは一足先に里に戻ってきますが、そこは帝国兵による殺戮舞台です。きれて立ち回るナナクですが、遂に帝国兵につかまってしまいます。そして、暴走する帝国兵はナナクを輪姦しようとします。ただ、精神的にキレている兵士たちは誰が最初かということで、うちわで殴り合いをしていると、そこにイクタとヤトリが飛び込んできます。暴走する兵士たちを実力行使で黙らせます。幸いナナクは暴行を受けずに済みました。イクタ曰く今回は1人分間に合ったとのこと。ホントナナクはよかったです。

 

ナナクの身柄を確保し、ハロに預けるイクタ達。そこに遅れて到着したサフィーダが空気を読まない演説をする中、異物が紛れ込んできます。最初は分からなかったのですが、アルデラ教の世情査察団がこちらに向かってやってきたんです。話を聞くと、北域鎮台で精霊の虐待、虐殺が行われているとの通報があり「、その事実関係を確認しに来たとのことです。世情査察団が周りを見渡すと、帝国兵が虐殺した人間に交じって、数多くの精霊も首をはねられたり両手両足をもがかれ、バラバラ死体になっていたりと飛んでもない状況です。それをもって北域鎮台の容疑は固まったと言って立ち去ろうとしますが、サフィーダ中将が食い下がってこちらにも事業があるんだと飛んでもないことを言い出します。こいつホントあほですね(-_-;)。こうなることわからなかったんですかね?

 

当然取り合わない世情査察団は、そのまま去って行ってしまいます。血相を欠くサフィーダ中将がとった行動は、世情査察団の後を追って、彼らの横に並んで?(-_-;)、説得をしようとするもの。しらける騎士団および帝国兵の面々ですが、上官命令であることから断れることもなく、結局イクタ、ヤトリ、トルウェイのついていくことになります。。

 

既に世情査察団の行方はみえず。そこでトルウェイが高台から探すと、なんと予想外のものを見つけてしまいます。アルデラ教本部国軍1万人の大軍隊です。しかも戦闘には主神を表す一星旗を掲げており、聖務遂行の証です。敵は、カトヴァーナ帝国の北域鎮台です。これだけ兵が疲弊しているところに無傷の1万の兵と戦っても勝てるわけないです。絶句するイクタとトルウェイ、ヤトリですが、イクタはトルウェイにアルデラ国軍が自分たち帝国軍にどのくらいで追いつくか、試算させます。

 

目的としては、要は撤退時間稼ぎです。そのためにはどのくらい敵を足止めすればいいのか?ということです。
管理人的には、この小説ではアルデラ教はアンタッチャブルかと思ったんですが、普通に戦争するんですね。。そんなんで帝国でも国教としている宗教団体とうまくやっていけるんですかね?この点、ちょっと現実目線からはどうなの???と思ってしまいました。

 

なので、次巻はおそらく撤退のためのしんがりとしての戦争が中心になるのでしょうか。。ホント踏んだり蹴ったりのイクタ達でした。。

 

次回へ続く!

 

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2巻の管理人評価チャート

ねじ巻き精霊戦記天鏡のアルデラミン2巻の感想レーダーチャート

 

 10点満点です。↓
主人公 10 なまけものだけど、切れ者というイクタの持ち味が存分に発揮された感じがしました!イクタはやるときはヤル男の子ですね。仲間の生死がかかった場面では強いですね。また、アナライの弟子として、エアライフルの製造方法が頭に入っているなど、やはり天賦の才を持っていると言えるのではないでしょうか。
精霊が監禁されている現場をみての正義感も、お約束?ですが、好感が持てました~!
ヒロイン 9

ヒロインといえば、ヤトリシノ+ハローマ、そしてシャミーユ姫殿下でしょうか。ツンデレと天然、そしてロリと硬派な感じのストーリー展開と言いつつ、きちんと揃えてきていますよね。
個人的にはハロがいいです\(^o^)/!管理人は結構背の高い女性が好きなんですよね(^_^;)。
ヤトリとイクタしかわからない微妙な関係が何とも言い知れない感情を彷彿とさせます。二人は男女の間柄というより、盟友といった感じですよね。

登場人物 8 軍隊ものということもあって、どんどん登場人物が増えていきますね。今回の新キャラで注目なのは、直属の上司のサザルーフ中尉とイクタ曰く妹弟子のカンナ・テマリでしょうか。あ、あと同僚のデインクーン准将もいましたね!あと、どうしようもないアホ中将のサフィーダとか、ホント多すぎです。こういうときはきちんとイラストなどでフォローしてくれるのもいいですね。
セクシー 3 今回はほぼなしです。シビアすぎます。
萌え 3 萌えもないですね。シャミーユ姫殿下の存在自体が萌えといったところでしょうか。
バトル 10

よくあるラノベのバトルとは違った切り口(戦略的な視点)からのバトルで興味深く読ませてもらいました。もちろん、切った張ったもあります。そこはイクタというより、ヤトリの出番ですね。何せ白兵のイグセムですからね。ヤトリの若さでどこまで達人なんだ??!と思ってしまいますが、それはまぁラノベなのでおいておくとして、敵の動きや地形に沿った集団戦闘はラノベにはあまりないジャンルなので、楽しめますよ。

テンポ 8

普通に良かったです。最初はどうなるか?と思ってましたが、その心配をよそにどうにか帝国軍が勝ちましたが、そこからの展開が秀逸でした。なにせアルデラ教の正規軍隊の登場ですからね!これにはびっくりです。

感動(涙・笑) 4 ほとんどなかったですが、シナーク族への弾圧のひどさにちょっとうるうるきました(ホントですよ)。
奥深さ 9 最後の最後でアルデラ神軍を持ってくるあたり、かなり練られているなぁと思いました!また、タイトルにある精霊の謎が一向に晴れないですね。というか、読んでいるとこれって精霊抜きでもいいんじゃない?と思ってしまいました。次回はもう少し精霊について、深堀してほしいものです。
意外性 10

何と言ってもアルデラ神軍の登場ですね。また、アルデラ神軍も事前に情報を得ていて、北域を制圧することが目的のようですね。ただ、管理人の感覚からアルデラ神軍とカトヴァーナ帝国軍が前面衝突ってありえないのでは?と思っていました。仮にも帝国の国教はアルデラ教であるのに、その母体ともいえる宗教国家であるアルデラミンと遣り合うなんて。今後両国の関係はどうなってしまうんでしょうね??

 

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