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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン5巻のネタバレ感想とあらすじ【ラノベ】80点

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン5巻

 

今回も見どころ満載でした。ネタバレ感想ですが前半は前巻からの海域でのキオカ海軍との戦いが中心で、まさかのマシューの大活躍で、ポルミまでマシューに惚れてしまいます。しかも○○まで!?

 

後半はヒオレド鉱山攻略が本格化するかと思いきや、まさかの中央でのレミオン大将(トルウェイの父親)のクーデター勃発で、ヤトリは父親(イグセム元帥)に呼び戻され騎士団とたもとを分かつことに。。。

 

そして、イクタがとった行動は、イクタ・ソロークから、イクタ・サンクレイにもどって、父親(バダ・サンクレイ大将)のあとを継いで、旭日連隊の復活宣言でした!

 

ホント見応え満載、予測不能の展開で楽しめました。

 

詳細は以下をご覧くださいね。

 

原作ライトノベル情報

【著  者】宇野朴人

【イラストレーター】さんば挿、竜徹

【出版社】 電撃文庫

【発売日】 2014/3/8

【ジャンル】異世界軍事ファンタジー

【ISBN-13】978-4048664370

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン5巻の公式あらすじ

未知なる戦場「海上」で手痛い敗北を喫したイクタたち、カトヴァーナ海賊軍。驚異的な破壊力を誇る「爆砲」を装備するキオカ海軍に対して、もう戦略的撤退しかないと軍議がまとまりそうになったとき、海戦に関しては門外漢のはずの、ある少年が、爆砲艦への有効な対抗策を提言するのだった――。
「肉を切らせて骨を断つ」がごとき、血で血を洗う激烈な海戦が幕を開ける!
コミカライズも決定した、話題の本格派ファンタジー戦記、待望の5巻が登場。戦いは激しさを増すばかり……!

 

出典:「BOOK」データベースより

 

続いて、以下の管理人オリジナル「感想とあらすじとネタバレ」を見て下さいね。

 

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン5巻の感想とあらすじとネタバレ

 

表紙の絵がマシューとポルミということで海戦オンリーかなと思ったら、後半はヒオレド鉱山攻略で敵キオカ側にジャンが出てきたり、亡きバダ・サンクレイの右腕(左腕)ともいうべき、シバ少将の登場、そして、まさかのレミオン大将のクーデターと、ヤトリをすくうための?旭日連隊の再集結など、かなりてんこ盛りな内容でした。

 

予想外の展開に、読んでいてそうくるかぁ!とうなりながら読んでました。かなり濃い内容とターニングポイントとなる巻でした。

 

詳細は以下の章立ての感想、あらすじをご覧ください。

 

第一章 嵐の前

ポルミは幼いころの夢を見ています。かの偉大なるキャプテン・ガルシエフの末裔であることを知った幼い日。自覚とともにその操船技術も磨き、ガルシエフの再来とまで言われ順調に出世をしてきたが、初陣でまさかの敗退。。。こんなはずじゃなかったのに。同じく忠義の御三家に名を連ねる者達は着実に出世して、英雄と呼ばれるまでになっているのに。。。こんなはずはなかったと。

 

ポルミは暴竜号のクルーの任を解かれたのち、結局行く場がなく騎士団の部屋に転がり込んで疲れて眠ってしまいました。なんかこうなると不憫ですね。。そこにはイクタ達も集まってきています。3時間後軍議が開かれますが、そこに騎士団から2名だすように言われているみたいです。戦略レベルでの会議に呼ばれるということもあり、行くのはイクタとヤトリかと思いましたが、イクタは先の爆砲を備えた艦との戦いで腰を痛めて動けません。そこでマシューが会議に行くことに。ただ単に出席をするというわけではなく、今回の作戦において戦術的な提案を考えている様子です。そのために限られた時間でイクタは策をマシューとヤトリに授けます。ただ、海の上での実戦経験がないことから、そこにはポルミにも手伝ってもらいます。

 

軍議では副官のダンミエ・カンロン海佐から戦略的撤退が提案されます。確かに爆砲を備えた艦ならば200m以上離れたところから一方的に砲撃しまくれますので、正直戦いにならないですよね。。ある意味冷静な判断です。ただ、ヤトリはそれでは陸でヒオレド鉱山奪還を目指す友軍への補給物資の提供が間に合わず、不利になる事もあるといいます。また、カンロン海佐の提案は負けることが前提なので、今一度最善の策(勝てる戦の方法)を検討してほしいと言います。そのあとマシューに引き継ぎ、具体的な戦術の話に写ります。イクタが授けた策を聞いたユグルス大将以下は、この策を聞いていける!と思い、実行に移すことに。

 

作戦決行に向けて艦隊全体があわただしくなる中、暴竜号の処遇が決まります。敵爆砲の被害で航行不能状態であることから、当艦は海に葬られることに。。船乗りとしては我が家がなくなると同義です。ポルミをはじめ乗組員はみんな意気消沈します。その後、もと暴竜号の乗組員は他の友軍の船に移ることに。ポルミは槍魚号に移ることに。

 

ポルミがクッチ海佐と槍魚号に搭乗すると早速洗礼がまってました。同期のやつらの嫌がらせです。船を沈めておきながらどの面下げて生きているんだ?しかもなんで槍魚号に来くるんだよ?!みたいな感じでいじめにあいます。まさにポルミがマシューたちにやっていたような感じです。がそこに思わぬ助っ人が。マシューです!マシューは槍魚号へ乗艦することになったんです。ポルミとしては心強いですよね。マシューはイクタからもらった幻のキビ酒を手土産に槍魚号の士官たちとも最低限の関係は築けた様子でした。

 

他方、ハロとシャミーユは黄竜号に残ることに。そしてハロは死傷者の手当てのための準備を粛々としています。そこにカンロン海佐がきて、ハロの部隊の働きぶりをほめます。さすがに北域での戦いなどでいやというほど実践を積んでいるので、手際はいいですよね。そんな甲斐甲斐しいハロの働きを見て、カンロン海佐は思わず本音を漏らします。「よくそれでやっていける」と。何のことかわからないハロですが、さらにカンロン海佐は「いざというときには本当に世話になります。同志ハローマ」とも!?同志ハローマ?っということは彼らはキオカの間者なのでしょうか?!衝撃の事実です!

 

 

第二章 艦隊決戦

いよいよ決戦です。キオカの司令官エルルファイの見立てではあと4日は帝国海軍とは遭遇しないはずでしたが、その予想がはずれます。エルルファイが予想したのは、帝国海軍がキオカ海軍を最短で攻めるならば、西向きの風に向かってこなくてならない=風下から攻めてくる必要があるが、そのような不利な戦いは通常しないというもの。相手(帝国)のやつらは状況がわかっていない愚将なのか?と思う気持ちもありますが、キオカは早速迎撃に回ります。爆砲もあることから心なし余裕な感じです。敵を前にして、キオカ海軍旗艦「白翼丸」上でエルルファイ少将は敵将は頭でも打ったのか?と思います。帝国はあきらかに不利な風下から攻めてきているからです。爆砲艦を縦列させて、つまり帝国側に船の側面を見せた形で並んで砲撃準備に入ります。爆砲で撃たれまくったらたまらないですよね。

 

ただ、何も爆砲が戦いの全てではないということで、エルルファイは第一撃を天空部隊を使って行います。気球で弾のあたらない上空から爆弾を落とすやつですね。が、そこで今回イクタ達が持ち込んだ「対物エアライフル」が火を噴きます。これは攻撃力アップのために風精霊3体に圧縮空気を送らせて、通常のエアライフルより大きめの弾を撃つものです。ライフリング(線上痕)を刻むことにより飛躍的に命中度を上げたため、かなり遠くのものも打てるようになりました。もちろん、空にいる気球も例外ではありません。トルウェイの放った一撃は難なく気球2機を撃破!戦端は切って落とされました!

 

兵士を自分の子供のようにかわいがっていたエルルファイ少将は激キレで、爆砲艦による攻撃を開始させます。縦列に並んだ戦艦は全部で16隻です。が、実はダミーが入っていて、実際に爆砲艦は半分の8隻です。8隻の側面にそれぞれ8門爆砲がついているので、片側計64門です。正直北域戦線の時の比じゃないですね。しかも海の上で逃げ場もないですから。普通ならば帝国軍はいい的で一方的にやられるはずでした。

 

が、イクタはあえて風下の西側から来たんです。と、どうなるか……?ちなみに爆砲はどうも1隻につき8門しかなくて、それを戦況によって左右の窓の方に動かして使っていたようです。今回の戦域ではキオカが西側の砲門に爆砲を設置した結果、重みで西側に傾くんです。さらにこの時期は西向きの強い風が吹くそうです。そうなるとさらに西側に傾きます。加えてまだ爆砲を装備して間がないキオカ海軍。前回の暴竜号がやられたとき、イクタは船横の砲門用の窓が狭く感じたそうです。そういった諸般の事情を総合考量しての作戦です。

 

その結果どうなったかというと、本来かなり離れていた敵も狙えたのに、船が傾いているために、200mぐらいしか撃てず。要は、キオカ軍は帝国軍に爆砲の砲撃をあてられなかったんです。うーん、よく考えていますね!!ただ、相手の司令官エルルファイ少将も黙っているわけもなく、まして愚将でもありません。とっさの判断で爆砲の半分を東側に動かしてバラストがわりに船の角度を直します。それでも300mぐらいが関の山ですが。。

 

ただ、これもイクタは織り込み済みです。300mをきってからは帝国海軍の海兵の腕の見せ所です。マシューやトルウェイが威力射撃で爆砲の砲兵の動きを鈍らせている間に、敵の船に接近します。300mのデッドレースですね。一部の船では被弾をするものの、どうにか敵船に接近し、帝国軍が有利になります。
そんな中、ポルミが身を寄せていた槍魚号の館長ヒルゴム海佐がけがをして戦線離脱し、さらにその代わりをしていたクッチ海佐もけがで離脱。代わりに指揮をするのは誰か?というとき、クッチ海佐は自分では個人的な感情が入るのでマシューに決めてくれと言います。マシューは悩んだ挙句、失敗をしても失敗から逃げずに前を向いて頑張っているポルミを指名します。槍魚号のクルーは反対だ!と切れますが、そんな中また砲撃が。。。どうにか沈没を免れ、槍魚号は敵旗艦との一騎打ちになります。

 

敵旗艦「白翼号」は、エルルファイの相棒ミサゴのミザイとの連携で風を読んで荒海の中、槍魚号と一進一退の戦いをします。白翼号には爆砲も積まれているので、ポルミの操る槍魚号は不利です。が、マシューは悪天候のなか上空を飛んでいるミサゴ(鷹の一種)が敵の風を読む手助けになっていることに気づき、ミサゴを打ち落とします。これで形勢逆転です。やっとのことで、敵に艦を体当たりさせて、白翼号に白兵戦を挑むマシューたちですが、マシューはあることに気づきます。

 

他方、爆砲艦などに接近した結果、白兵戦になる戦場。そんな中、敵の隊長グレーキとヤトリの一騎打ちもありましたが、ヤトリの驚異的な強さでグレーキも倒します。

 

今回はほぼマシューが主役ですね(^_^;)。マシューは敵旗艦との白兵戦と思いきや、とっさにイクタの顔を思い出し無駄な戦闘は避けるべきと判断。交渉旗を用意します。エルルファイはまだ戦闘を継続するつもりでしたが、ふと戦場を見ると自軍(キオカ)の船の一部は帝国に奪われ、もはや逆転もできない状態です。すでに戦いは決していたんです。うなだれるエルルファイは交渉を受け入れます。事実上、帝国海軍の勝利です!!
マシュー大活躍ですね!!ただ、荒海だったこともあり交渉成立するや否や、マシューは大量に胃のモノをぶちまけましたが(^_^;)。

 

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第三章 傍らの影

捕虜となったエルルファイは昔を思い出しています。祖国ラオが滅びたころ。彼女はある人の誘いで帝国海軍の士官となります。そのころ彼女はやたらと男漁りをしていました。目的は祖国を失った悲しみもあり、家族が欲しいということみたいです。ただ手当たり次第というのはちょっと歪んでいる気がしますが。ただこれにも理由があります。どうも彼女は妊娠しづらいようで、最初は相性なんだと思い色んな男性と交わっていたようです。が、どうもそれは彼女が子供を産めない体質であることが原因とわかります。

 

失意の中、ある者が、彼女に実の家族じゃなくてもいいじゃないか?といって、子供たち(祖国を失った兵士たち)を与えます。エルルファイは疑似的ですが家族を持てて喜びますが、なんか歪んでいるというかこんな提案をする人間ってろくなやつじゃないかもしれませんね。まだ見ぬ強敵かもしれません。。。ただ、エルルファイは素直に喜ん美、彼女は兵士たちから「太母さま」と慕われるようになりました。

 

こんな提案をした者(おそらくキオカ軍が国のトップのやつだと思います。)には他の意図もあったようです。多分エルルファイをそそのかしたのは、本巻の冒頭シャミーユに現実を突きつけたキオカの高官と同じだと思います。

 

イクタはエルルファイと話をすることにより、そいつの意図を知って激怒します。人の感情をうまく利用して兵の運用をするなんて、まして家族愛を解いて、戦場で死なせるなんて非科学的だと言います。確かに非科学的ですが、同時に非道徳的ですよね!!ただ、当のエルルファイはまだそのことにも気づいていない様子でしたが。

 

戦勝ムードの帝国海軍ですが、ヤトリはある仕事をしています。ずばり帝国海軍内にいるスパイをあぶりだすこと。ヤトリはこちらの情報が筒抜けになっているとにらんでいたんです。さらに、やたらと戦略的撤退を勧めるカンロン海佐に疑念を持ってました。そこで連絡には伝書鳩を使うだろうと網を張ってました。事実、木を隠すなら森の中といった感じで、伝書鳩の籠の中にキオカのスパイが使っていたハトが見つかりました。しかもメッセージ付きです!差出人はやはりカンロン海佐。ユグルス大将としても自分の副官がスパイだったとはやるせないですね。最初は否定していましたが、結局しらを切りとおすこともできず。営倉に連れて行かれる途中で、人質をとって脱走します。その人質というのが運悪く?その場所に出くわしてしまったハロ。本当に「運悪く」なのでしょうか。。。

 

カンロン海佐の「そのときは本当にお世話になります。同志ハローマ」というのを考えるとハロは意図的にカンロン海佐を逃すためにこの場面に出くわしたのかもしれません。。ただまだ真相はわかりませんが。。ハロを人質にとって、カンロン海佐はまんまと逃げおうせます。ちなみにカンロン海佐は、キオカのカラ・カルムのメンバーだったようです。ということはもしかしてハロも???

 

そんな予想外な事態がありましたが、本戦の場所はヒオレド鉱山です!陸軍の面々は早々に出発します。その際、ポルミがマシューのところにやってきて、なんと初代ユグルス、キャプテン・ガルシエフが使ったというコンパス(ユグルス家の家宝)をマシューに渡します。あくまで貸すということで。うーん、ポルミ、マシューに惚れましたね。マシューもお返しにとテトジリチ家の縁起物のコインを渡します。マシューもポルミに惚れましたね!

 

なんとなくいい雰囲気の中お別れかと思いましたが、なんとポルミはマシューの頬にキスまで!!!ぽっちゃりマシューに春が来ましたね~。

 

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第四章 ヒオレド鉱山攻略戦

ヒオレド鉱山攻略。その司令官に任命されたのは、クバルハ・シバ少将。実戦経験も豊富なたたき上げの将校です。サザルーフ少佐も彼の下についていますが、シバ少将はほとんど無口で、何かにつけて「くだらん」というタイプです。既に何か見限ったようなところのある軍人です。副官のメルーザ少佐いわく昔はこんな人じゃなかったんですが、戦友のハザーフ・リカン中将が死んでからこうなってしまった様子です。シバ少将は約二年前の東域鎮台が奪われた戦いの二面作戦において、撤退側の指揮を執っていた人で士官で唯一の生き残りだそうです。うーん、重たい話ですね。そんなシバ少将なので、イクタはもちろん、シャミーユ殿下が来ても形式的なあいさつのみでさっさと自分の天幕は言ってしまいます。

 

そんな中、サザルーフ少佐の部下として、ルカーンティ・ハルグンスカ准尉がいます!誰だこいつ?と思うかもしれませんが、ハルグンスカといえば、北域の戦いで戦死したデインクーン・ハルグンスカ准尉の妹です!確か遺言で水精霊のニキを妹にゆだねたはず。とみればニキもいました。ルカーンティ准尉はデインクーン准尉をそのまま女にしたような性格で「騎士道ラブ」状態です。そんな彼女は、ヤトリに兄の最期を聞きます。ヤトリの真摯な答えに感激し、ヤトリに剣術を一手ご教示いただきたいといいだして、その場で指南を受けます。うーん、空気を読んでないですよね(^_^;)。まぁ、ヤトリは人がいいので受けてあげますが。。

 

また、最近シャミーユ殿下はイクタとヤトリの誰も入り込めない信頼関係に対していら立ちを隠せません。シャミーユ殿下はイクタに対して好意を持っているんですよね。だけどそこには既にヤトリがいる。そのジレンマでついついヤトリに嫉妬し、強く当たってしまいます。自分の天幕に戻って後悔の中、大泣きする姫殿下でした。。

 

そんなこともありつつ、肝心の戦況ですが、ヒオレド鉱山は籠城に適した立地にあり、帝国軍側は攻略に手間取っている様子です。そんな中定期的に敵とも会談の場を設けているとのこと。その交渉役は帝国側はサザルーフ少佐とのこと。なので来た早々イクタとヤトリはサザルーフ少佐とともに交渉の場へ。そこには思わぬ相手がいました。キオカ側の交渉担当はなんと北域で一戦交えた不眠の輝将「ジャン・アルキネクス大佐」だったんです。前は少佐だったのにわずかな間に大佐にまでなってました。ただ、イクタとジャンはお互いが天敵と思っており、交渉はうまくいかず、喧嘩状態です。加えてキオカ側にはカラ・カルムの隊長でヤトリが仕留めたニルヴァ・ギンの実の妹、ミアラ・ギン中尉もいて、ヤトリに切りかかる勢いで襲おうとする始末です。キオカ側では唯一、ハッラー大尉のみ平常心でした(^_^;)。

 

 

会談ではお互い言いたいことをいって、結局平行線で終わります。ただ、イクタとしてはジャンが出てきたことである程度先方の現状を把握します。具体的にはこんな感じです。ジャンは独断でこの地に来ていること。ただキオカはジャンを使える将校として考えているので、おそらくジャンを救うために援軍は来ること。またキオカ側の当初のプランでは、ニモング港(エルルファイ少将が守っていたところ)が落とされたら撤退も視野に入れていたこと。などなど。

 

さてどうしたものかとイクタ達は考えていますが、相手にジャンがいるだけに作戦が立てやすくなります。ジャンが嫌がる手を考え出します!具体的には帝国が捕まえたキオカの捕虜を毎日少しずつ解放すること。それも敵の籠城しているヒオレド鉱山の前で。というのは籠城では兵糧が命ですが、食い扶持を増やすことで食糧の消費を早めるものです。当然、解放された友軍を砦にれなければいいんですが、ジャンは絶対にその選択肢はとりません。そういう性格ですし、そんなことをすると頑張っている砦内の友軍にも見放されますから。うーん、こすい作戦ですが、徐々にジャンたちの体力を奪います。が、ジャンたちは援軍とは別に手を打っている様子。どうも脱出用のトンネルを掘っているみたいです。そっちに人手を増やせるのでそれはそれでアリだ!と割り切ってます。兵糧がなくなるのが先か、トンネルが開通するのが先かといった感じです。

 

が、そんな作戦決行中に、動きがあります。動きがあったのはキオカではなく帝国軍側。後方から伝令が来てヤトリにだけ用件を伝えていきます。その内容はというと、ヤトリはイクタにも言えないとのこと。二人の間で間では隠しごとはない中なのにです。そこでイクタはイグセムの係累に関することと判断し、ヤトリに伝令を持ってきた尉官を捕まえシバ少将の前で尋問します。そこでレミオン大将がクーデターを起こしたことを知ります。レミオン大将のクーデターを騎士団の仲間に伝えるイクタ。その中にはトルウェイもいます。まさか自分の父親がクーデターとは信じられない様子です。また、ヤトリはそれを踏まえつつもイグセムとして動くと明言します。それはとりもなおさず、レミオン側につけば容赦しないとのことです。ただ、イクタだけが、ヤトリに言います。君が望むならあの沈んだ太陽でさえまた空に引っ張り出すと言います。そして、「君が君自身の望むままにあることが、たったひとつの僕の望みだ」と言います。なぜイクタはそこまで言えるのでしょう?過去にこの二人に何があったのかすごく気になります。もはや恋愛感情の域を超えてます。また、ここでいう太陽って何のことなのでしょう?

 

ヤトリはそのまま去ってしまいます。騎士団の面々はどうしたらいいんだ?とイクタに聞いてきますが、イクタの中では腹は決まっています。「かつて沈んだ太陽をもう一度空に引っ張り上げることにする」と言い切ります。それから尉官以上の高等士官を集めます。そこにはシャミーユ殿下も。そして、イクタ・サンクレイとしての最初の演説が始まります。いつまでこんなバカげた戦いをしているのか?と。国を食い散らかしてもてあそぶだけの存在に無条件にひざまずいて、命つきるまで国のために戦った人間のことは顧みない、それが経緯というのならばそんなものは犬に食わせろ!とまで叫びます。そして、反逆だ!軍法会議にかけると叫ぶ士官たちにもう遅い!中央ではレミオン大将によってクーデターが起こったんだ!と叫びます。そして、イクタはかつていた英雄の話をし始めます。それは自分の父、バダ・サンクレイの話。

 

かつてのバダはイクタと同様、昼行灯のようなひょうひょうとした性格で、体力もなく、だれもがバカにするような存在でした。しかし、戦局が厳しくなるにつれて昼行灯も戦場に駆り出されます。次々と仲間が殺され上官や同僚の如何たちもしに行く中、絶体絶命のピンチに陥ります。そこでバダは誰もが思いつかないような策を出して、それをソルヴェナレス・イグセム(現在元帥ですね)とテルシンハ・レミオン(現在大将)の2人とともに実行し、全滅の運命にあった友軍数千を見事救います。それからは、ソルとテルと呼び合う仲の3人になります。そして優秀な頼れる部下二人、ハザーフ・リカンとクバルハ・シバにも恵まれます。二人はのちに「日輪の双璧」と呼ばれます。そして、バダは異例の出世で「独立全域鎮台「旭日連隊(グラ・メストエリ)」の司令官となります。そして、イクタは、帝国陸軍大将バダ・サンクレイの息子イクタ・サンクレイとして再び、「旭日連隊(グラ・メストエリ)」としてはせ参じろと告げます!このシーン、かなりジーンときました。うるうるのシーンで鳥肌モノでした。

 

通常の状態ならばこんなことを言っても動くものなどいないのでしょうが、この場にいるのはほとんどがバダ大将の系譜を受け継いでいるもの。中には実際にバダ大将と戦った者もいますし、そうでないものもほとんどがハザーフ・リカン中将の部下だったものか、シバ少将の部下です。何よりシバ少将はイクタの心意気にふれ、従うことに。。まさに「旭日連隊(グラ・メストエリ)」の復活です!これから、イクタは連隊隊長(非公認)として、イグセムとレミオンの喧嘩の仲裁に行くとのことです。すごいです!この展開は全く読めませんでした!

 

宣言のあと、騎士団の連中にも事情を話し、一緒に来てもらうことに。そこには一時ふさぎ込んでいたシャミーユもいます。彼女はヤトリに浴びせてしまった暴言を悔やんでいる様子。イクタもわかっており、今度会ったら一緒に謝ろうと言います。シャミーユは泣きながら素直にそのイクタの言葉をうれしく思いつつ、この優しさをいつまでも自分にだけ向けていてほしいと心のどこかで思ってしまっていました。。。

 

次回、旭日連隊がどう動くのか、必見ですね。今回はここまで。

 

 

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続いて、以下の管理人のレーダーチャートを見て下さいね。

 

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン5巻の管理人評価チャート

ねじ巻き精霊戦記天鏡のアルデラミン5巻の感想レーダーチャート

 

 10点満点です。↓
主人公 10 今回は前班と後半で主役が変わるという感じでした!前半は前巻に引き続きマシューが一皮も二皮も向けて大活躍です。後半はイクタが遂にイクタ・サンクレイを名乗って、まさかの旭日連隊の再集結を宣言するなど、見ごたえ抜群でした。
ヒロイン 8

一応?ヒロインはヤトリなのでしょうが、その強さっ振りは半端ないですよね。前半のキオカ海軍との戦闘におけるグレーキとの一騎打ちなどまさにイグセムを名乗る者としてふさわしい戦いぶりでした。
ただ、これではヒロインというより、もう一人のヒーローといった感じですね。イクタとは知略担当と武力担当と別れている感じです。しかも武力担当が女の子とは。。。(^_^;)。

登場人物 10 今回は何と言っても、バダ・サンクレイの右腕?だったシバ少将の登場が大きかったでしょうか。また再び登場したキオカのジャンがこの短期間に少佐から一気に大佐になるなど、展開が早いですね。
セクシー 3 なかったですね(T_T)。。
萌え 5 個人的には、ポルミのツンデレぶりに萌えました。遂にポルミも一皮むけてユルグスの末裔としての実力を発揮しますが、そのきっかけとなったマシューに惚れてしまい(^_^;)、別れのシーンでのキスなどやってくれました~!まさに男は顔じゃないって感じですよね。
バトル 10

アルデラミンはホントにバトルシーンには事欠かず(^_^;)。まぁ軍事モノですからね。ただ、そのバトルの内容が毎回濃いですよね。今回は海上での戦略的な駆け引きから、ポルミの操船術を駆使したエルルファイとの艦船バトルに、ヤトリとグレーキの白兵バトルですからね。一度で二度も三度もおいしい作品で言うことなしですね。

テンポ 7

前半の海戦は結構長期戦で結構読んでいて長いなぁと感じてしまいました(^_^;)。ただ、後半のヒオレド鉱山攻略からクーデター勃発までは早かったですね。せっかくキオカのジャンが出てきたのに、ジャンVSイクタのガチバトルが見れずに終わったのは悲しいですが。。

感動(涙・笑) 8 なんといっても、イクタがバダ・サンクレイの息子であることを明かし、旭日連隊の再集結を宣言するシーンは鳥肌モノでした!ぜひ読んでください。
奥深さ 9 海上での戦闘については、単純な船のバトルというだけでなく、季節風や操船の技術的な面、船の構造などよく練られているなぁと感心してしまいました。また、ヒオレド鉱山攻略のために捕虜を解放するなどホントに良く考えられていました。ラノベではあまり類を見ない方向での奥深さを感じました。ただ、ちょっと読者層には難しい?という面も無きにしも非ずで9点にしました。
意外性 10

前半の海戦後のまさかの間者のあぶり出しや、ヒオレド鉱山攻略中のレミオン大将のクーデターなど、想定外のことが結構ありました!想定外の分、楽しめました!

 

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