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対魔導学園35試験小隊12巻のネタバレ感想とあらすじ【ラノベ】60点

対魔導学園35試験小隊 12巻 黄昏の呼び声

 

遂にはじめった史上最大の兄妹喧嘩!しかも迷惑この上ないほど周りを巻き込みます。ネタバレですが、タケルのキセキを説得する過程の思考が良くわかりませんでした(^_^;)。ようは超自己中だったということでしょうか。人がぼんぼん殺されても動じないのはちょっとドン引きしました(-_-)。

 

かたやホーンテッドが邪魔に出てきて彼の命の在庫が十万以上というやばさがあったり、鐵隼人の人間離れした強さに頼もしさを感じたり、興味深い点もたくさんでした。

 

タケルがどうやってキセキを説得したのか、この点については以下の詳細をご覧くださいね。

 

詳細は以下の詳しいあらすじ&感想で!

 

原作ライトノベル(小説)情報

【著  者】柳実冬貴

【イラストレーター】切符

【出版社】 富士見ファンタジ文庫

【発売日】 2016/3/19

【ジャンル】近未来学園アクションファンタジー

【ISBN-13】978-4040708652

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対魔導学園35試験小隊 12巻 黄昏の呼び声の公式あらすじ

残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。颯月の企みどおり、黄昏の迫る世界で対峙する呪われた兄妹。「すべてを滅ぼし、タケルと共に死ぬ」という妹の願いを前に、兄もまた決意を突きつける。「選べよ。俺に憎まれて独りぼっちで死んでいくか…俺と一緒に生きるか」一方、分断された35小隊の仲間たちも、百鬼夜行と死闘を繰り広げる。彼女らの中から「草薙タケル」を消そうとするキセキに、己の、そしてタケルの想いを届けるために―!限りなき願いを貫く、学園アクションファンタジー!!

 

出典:「BOOK」データベースより

 

続いて、以下の管理人オリジナル「感想とあらすじとネタバレ」を見て下さいね。

 

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対魔導学園35試験小隊 12巻 黄昏の呼び声感想とあらすじとネタバレ

 

まずは、章立てごとのあらすじ(ネタバレ注意です)と、感想をご覧くださいね。総評は最後にあります。

 

プロローグ

前回の続きです。タケル達の前に遂に姿を現した百鬼夜行と化したキセキ。桜花がとっさにタケルに声をかけようとするとキセキ(百鬼夜行)はおよそ人の声とも思えない声で叫びます。

 

【喋るなアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!】

 

超怖すぎです。

 

生命の根幹を揺さぶり食らい尽くす叫びにひるむ桜花ですが、ヴラドの叱咤激励もあり持ち直しますが、もはや世界はキセキの一部と化して、そこらじゅうに赤い肉の塊の塔が天高くにょきにょき生えまくってます。恐ろしい光景でしょうね。。。気を持ち直す桜花ですが、もはや百鬼夜行と化したキセキに対抗できるわけもなく、肉塊に飲み込まれます。そのときに奇跡の本音「お兄ちゃんは、渡さない」を聞くことに。。

 

他のメンバー、ウサギ、斑鳩、マリ、カナリアは、タケルがオロチとの闘いで放った秘奥義の爆風でぶっとばされてます。がれきの下からはい出た4人が見たモノはまさに地獄絵図。呆然とする4人ですが、そこは今までピンチを切り抜けてきた35小隊です。どうにかタケルと合流してキセキをどうにかして世界を救おうと立ち上がります!が、突如35小隊のメンバーをねらったように地中から鬼の柱が現れてウサうさぎ、斑鳩、マリを飲み込んで結晶化して閉じ込めます。必死に助けようとするカナリアですが歯が立たず。カナリアがやられてしまう?というところで、元異端審問官エグゼ隊員の彼方に助けられます。

 

35小隊の面々は囚われの身になってしまいます!もしかしたら誰か殺されてしまうのか??

 

 

第一章 お前に俺の何がわかる

場面は変わって、異端審問会、旧名古屋第一審問会支部。緊急時ということですべての支部はエグゼに統合されましたが、結局東京は壊滅状態でエグゼも本部として機能せず、加えて、審問会の会長である鳳颯月他の幹部も行方不明で完全にマヒ状態です。他の支部も同様みたいです。東京の様子がわからない中どうにか情報収集していますが、そこに百鬼夜行の暴走であることが判明。しかも、百鬼夜行が旧名古屋支部の足元(地下)から攻撃を仕掛けてきて、支部は跡形もなく破壊されます。キセキ(百鬼夜行)は、自分の障害となりうる審問会を優先的に排除しまくっている様子です。ようは皆殺しです(-_-)。。。

 

他方東京では生き残った一般人はどうにかシェルターに逃げていますが、それも時間の問題。百鬼夜行は触れたものすべてを取り込んでしまうので、シェルターのカベなんてわけもないです。ただ、そんなシェルターをなぜか霧ヶ谷京夜が必死に守っています。こいつはいつも悪態ばかりですが、実はいいやつなんですね!もしかしたら、自分自身への罪滅ぼしもあるのでしょうか。そんな京夜に対して悪態をつきつつも力を貸すレリックイーターのネロ。結構いいコンビですね。そうはいってももう持ちそうもないです。が、そこに思わぬ援軍が。異端同盟の純血の徒のセージに、神々の残火の柚子穂(ゆずほ)たちです。お互い悪態をつきつつ、人類を守るということでは一致しているので、共闘を繰り広げます。がそれも時間の問題。京夜たちの心中では持ちこたえているうちに、タケルにどうにか妹(キセキ)の暴走を止めてくれ!と一縷の望みをつなげます。

 

キセキがタケルと出会ったのは山奥にある草薙家の箱状の倉。。物心ついた時からキセキは3日に1度父親に殺される生活でした。本来草薙家は女子が生まれるとわかったら中絶したり、母親ごと殺したりして生まれないようにしていたんですが、キセキは細胞レベルまで極小の状態でタケルに寄生していて、生まれた途端に活性化して体を増大させて生まれてきます。まさに鬼の執念ですね。キセキにとって父親は自分を殺すものというでそれが当たり前でした。がタケルは自分をここから出してくれるといい、キセキの心を揺さぶります。が結局約束は守られず。これがトラウマなのかキセキはお兄ちゃんとした約束、世界中の人間を殺してその後にお兄ちゃんの大切な仲間を殺すというのを忠実に実行してきたと言います。そのために地球と一体化したとも。。。

 

怖すぎですね。。

 

そんなキセキの話をタケルは黙って聞いています。キセキにとっては兄が、いいえ、兄と知る前の、「タケル君」が自分の全てだったんです。そんなタケル君の注意を引いて、タケル君に殺してもらうために、世界中を滅ぼそうというんですから、すごいエゴの塊ですね。キセキの話を聞いて歯を食いしばるタケルの表情を見て満足げにキセキは言います。

 

「大嫌いだよお兄ちゃん。愛してるよタケル君。それから―――【【【【ざまーみろ】】】」

 

うわ、こわすぎですね。

 

そんなキセキの言うことを聞いていたタケルは遂に吠えます。随分好き勝手やってくれたと。だがこれはやりすぎだと。うーん、どの口が言うんでしょうね(^_^;)。キセキも同じことを思ったのかこんななったのはキセキの望み(タケルの殺してもらうこと)をしなかったタケルのせいだと。そうかもしれないが他人を巻き込むのはよくないとかいいます。うーん、いまいち説得力が。。タケルはこんな状況でもキセキを救って世界を救って一件落着させる!と言いだします。

 

キセキもあきれた感じで何でそこまで・・・と聞きます。タケル曰く「俺がそうしたいからだ」と。うぉ、こっちも負けずにエゴの塊ですね。さすがのキセキもあきれます。そしてさらに衝撃の言葉をキセキに言います。そもそもキセキは俺の何を知っているんだ?お前の大好きなタケル君がこんなにひどい兄貴だったってことすらしなかったんだと。お前が俺の一体何を知っているというんだ?と畳み掛けます!お互いほとんど知らないんだから喧嘩をしようっていう魂胆らしいです。

 

まぁタケルらしいと言えばタケルらしいのですが。喧嘩の末にタケルがキセキの気持ちを理解できて、キセキのことが好きだって思ったんなら一緒に死んでやる。逆にタケルと同じ結論に達したら一緒に生きろと!キセキとしてはこれはいい話なんでしょうか。。。タケルが一緒に死んでくれる可能性もあるので。ただタケルはそんな気はさらさらないですけどね。

 

このあたり、微妙な会話の持って行き方で、タケルはネゴシエーターとしてかなり一流だ!と思ってしまいました。管理人は何度読んでもけむに巻かれたように、タケルのペースにもっていかれた感が否めませんでした。(^_^;)。

 

さぁ、兄弟げんかの始まりですね!

 

 

第二章 お前に私達の何がわかる

キセキの本体はタケルと対峙しつつも、百鬼夜行とつながっていてタイムレスに感情を共有できます。キセキは百鬼夜行に分身を作らせて、鬼の柱内に閉じ込めた35小隊の面々にそれぞれ悪夢を見せて、タケル君の記憶事態を消し去ろうとしています。

 

うさぎはふと目を覚ますと結婚式当日。。。35小隊の制服ではなく他の女子高?の制服がクローゼットにはかかってます。結婚式の相手は、4巻で出てきた天明路礼真です!うさぎを精神的に追い詰めて凌辱することで悦に浸る変態野郎ですね。。これも仕方がないことと思ううさぎですが何か変です。そこでうさぎは35小隊のことタケルのことを思い出し、そんな仮初めの夢を打ち破ります。そこにはキセキの分身がいて、うさぎの中からタケルの思い出を消し去るために悪夢を延々と見せつけてやるといいますが、うさぎはそんなことでは私たちの心を折ることはできないと言いのけます!うさぎって言うときは言いますよね。

 

マリはボーダーの灰色都市で赤く燃える都市を眺めています。エインヘリアルとグールによるヴァルハラの襲撃は成功し異端審問会本部も壊滅です。マリはなぜかヴァルハラ側に。。もちろんキセキが見せている夢なんですけどね。そして残りの人間を探して見つけ出しヴァルハラの同志とともに襲撃しようとしています。が、マリはそんな自分にいら立ちと嫌悪感を感じます。なんでこんなことしてるんだ?と。そこで自分らしくいきる!ということでヴァルハラの同志を裏切って攻撃し、人間を助けます。とそこで突然ブラックアウトし、キセキが。。。まりは状況がよくわからず。。。マリってホント単純というかまっすぐで好きです。ようやく状況がわかったマリですが、今まで通り?キセキに接して、タケルの気持ちを分かってあげてよ、と諭します。逆切れするキセキ。そんなキセキに自分の言葉が届かないのはわかっているので、タケルとちゃんと喧嘩して気持ちをぶつけ合って来ればいいのよ、と。。。うーん、なんかお姉さんのようなマリです。

 

斑鳩はアルケミストの研究所に伊砂といます。ダークエルフの量産に成功し、今度はハイエルフのロストマトリクス(亜人結晶)が手に入ったので、伝説級のハイエルフの復元の研究をしようといいう伊砂。。違和感を感じる斑鳩はかつての日と同じように伊砂をおいて研究所を後に。。。そこで暗転し目の前には恨めしそうに見つめるキセキが。。頭のいい斑鳩はこのユメはキセキが見せているものであることをすぐに看破します。そしてキセキに言います。私はマリやうさぎみたいに優しくない。自分は最初からキセキが嫌いだったと。そして、キセキが私たちを殺せないのは、本当はタケルに嫌われることが怖いからだと図星を言われて逆上するキセキ。キセキは報復?に斑鳩にキセキが味わってきた日々殺され続けた経験をユメで追体験させようとします。それでもめげない斑鳩ですが、どこまで耐えられるのか。。。

 

場面はかわって、キセキとタケルは剣でばとるってます。がお互い殺す気がないのか、あまり建設的なバトルとは言えないですかね。。キセキもそう思ったのか、タケルに対峙して、言います。自分と一緒に死んでくれないと世界が滅びるし、大切な人たちだって死ぬのに、どうしてわからないの?と。そして、タケルの目の前で罪もない人たちを一気に3000人、2000人と殺します。がタケルはもう悟りの境地なのか(^_^;)、そんな無駄なことをしても俺の気持ちは変わらない。キセキを救うと言って聞きません。これにはキセキのみならず管理人も呆然です。もう割り切っているのでしょうね。

 

そこで遂にキセキは切り札を出します。そうです、35小隊のメンバーです。鬼の柱に閉じ込められて眠っているメンバー。桜花の柱を自分の元にもってきて、桜花のほおを傷つけます。タケルがキセキを殺さないと、みんなを殺すといいます。それをみて、さすがのタケルも動揺します。そして、タケルも遂に?切れます。お前がそういうやつ(タケルに嫌われるため35小隊のメンバーを殺すようなやつ)になって、一人でも仲間を殺したら、俺はキセキ、お前を殺す!と言い放ちます。

 

おいおい?!今までさんざん殺すことはしないと言っていたタケルですが、管理人も思考が追いつきませんでした。そしてさらに言います。

 

「だけど俺は、意地でもお前と一緒にしんでなんかやらないからな」と。

 

これが一番キセキに響いた言葉です!

 

もう一度書きますね。「だけど俺は、意地でもお前と一緒にしんでなんかやらないからな」

 

キセキの望みは自分がタケルに殺され、そしてタケルも一緒に死んでくれること。それは絶対嫌だと言われたんです。要は振られたようなものでしょうか。理由は簡単。仲間を殺されてにくい敵と心中するようなバカがどこにいるか!?と。この世で一番嫌いになったやつの思い通りになろうとするやつがどこにいる?!俺に憎まれるというのはそういうことなんだ!とタケルは言い放ちます。初めて動揺するキセキ。。

 

キセキは動揺しまくっています。そこにタケルは神狩り化してキセキを取り巻く百鬼夜行を排除して、人として身体も心も対峙しようとします。が、そこに悪意がやってきます!ホーンテッドです。タケルの邪魔をして、そのすきにキセキは地下に?逃げてしまいます。35小隊を閉じ込めた鬼の柱とともに。さすがのタケルも焦ります。そしてホーンテッドに最大の殺意をもって襲い掛かります。何度か致命傷を負わせるも、なぜかホーンテッドは復活。どうも命のストックをかなり持っているようです。1機やられてもまだまだ何十機も予備があるようです。

 

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第三章 前だけ見てろ

街に残って、シェルターに逃げた民間人たちを守っていた京夜、セージ、それに柚子穂たちですが、さすがにそろそろ限界です。あわやというところに思わぬ人物が助っ人に。

 

エグゼの元隊長の鐵隼人(くろがねはやと)です!

 

一方タケルはキセキを説得できそうだったのに、すんでのところで邪魔に入ったホーンテッドに対して殺意のままに切りかかっています。力は強大ですがわざもへったくれもあったものではありません。それでも純粋に剣の腕ではタケルの方が上ということもあり、何度もホーンテッドを殺すんですが、すぐに復活。さすが寝紅ロマンサーといったところでしょうか。それにしてもいったいどれだけ殺せばいいのか。。焦るタケルにホーンデットは本当にうれしそうですね。。

 

終わりのない戦いが続くと思われた矢先、上丘からホーンテッドを直撃する攻撃が。あまりの衝撃の強さにクレーターができてしまうぐらいです。一体誰が??とタケルが見るとそこには鐵隼人が!ある意味真打登場でしょうか(^_^;)。隼人はタケルに対して、お前は何をやっているんだ?!早く妹を捜せ、馬鹿者が!!と叱咤します。

 

これで我に返ったタケルはホーンテッドは隼人に任せて、キセキを捜しに戦線離脱です!

 

残った隼人はホーンテッドと対峙します。ハヤトはホーンテッドの不死のからくりをどうも知っているようで、あるいくつ命のストックがあるのかと聞きます。さすがにホーンテッドもこの質問には答えず、戦いの火ぶたは切って落とされました。

 

キセキは、赤い肉の森をさ迷い歩いています。周りはすべて百鬼夜行です。さっきのタケルの言葉が頭から離れません。キセキがタケルの仲間を殺したらタケルはキセキのことを本当に嫌いになってしまい、憎まれ、そして自分と一緒には死んでくれない。。。これではキセキが今まで頑張ってきたことが報われません。。。でもキセキとしてはタケルの望んでいるタケルの妹として生きていくことだけはどうしても受け入れられません。その思考の果てに行きついたのは、すべてを壊してしまうこと。。。キセキは新たな決意とともに行動に出ます。最初に殺すのは人はもう決まっています。それは・・・

 

第四章 想いよ届け

桜花は荒野にたっています。。足元には一人の女が。桜花が長年追っていた復讐相手ラフメーカーことミムラス・ヴァレンシュタイン。このトリガーを引けば、積年の恨みが晴れる。。。でもなぜか桜花は引き金を引けません。復讐を果たした後、自分に残るものは・・・復讐が正解なのか?桜花はふと思い出します。復讐のむなしさを、そしてそこから救ってくれた仲間を。

 

ふと桜花の目の前にはキセキが。。桜花はキセキに世界を見限らないでくれと言いますが、キセキは既に多くのモノを奪いすぎた自分が戻る場所がないといいます。そして、タケルにも嫌われもう後戻りなんてできないからおしまいにするといい、桜花だけは自分の手で殺すと言います。自分からお兄ちゃんを奪った桜花だけは。。。もうこれは完全に嫉妬ですね。桜花はキセキの気持ちが痛いほどわかって、自分を殺して満足するならそれでいい、ただ、私を殺すだけで許してもらえないだろうか、私はもう大切なものを失いたくないと泣きながら懇願します。

 

そんな桜花の姿にキセキは動揺しまくりです。そして桜花に夢を見せるために百鬼夜行でつながっていたために桜花の想いがダイレクトにキセキに流れ込んできます。キセキは桜花の記憶、想いを受け、初めて他人を理解します。皮肉にも一番憎んでいた桜花の気持ちを。そんな自分を認めたくないキセキは桜花の首を絞める手を強めます。桜花も死を覚悟したそのとき、予想外の人物が桜花とキセキの間に割って入ります。

 

大柄の赤いマントを羽織った人物、ヴラドです。ヴラドは世話の係る主だといって、桜花を諌めます。仲間を救うために自分の命を犠牲にするようなやつを主にした覚えはないと。そう話しているうちにもキセキ・百鬼夜行はヴラドのはった結界を破ろうと圧力をかけてきます。今から地上にでて仲間も救うには桜花の血では足りない、他に方法があると言います。それはヴラドの魂を魔力に変換して糧とするもの。。それはつまりヴラドの死を意味します。当然桜花はそんなことは認められないと言いますが、他に方法はありません。ヴラドは仲間を、キセキを、全てを救いたいのだろう、そして自分としても桜花を救うことにより長年の無念を晴らすことができると言います。ヴラドの前の契約者は桜花の父和眞だったのですが、ヴラドは和眞を守ることができなかったことを悔いていたんです。

 

桜花は、必死に泣いてヴラドを止めますが、それしか方法がないのも事実。ヴラドは桜花の願いは聞き入れず、自らの魂を魔力に変換してしまいます。桜花は相棒との最後の時間なのに、言葉が出てきません。「行かない、で……置いて、行かないで……そばにいて……っ、私は、もう何も……っ」と泣きじゃくって想いが伝えられないでいると、ヴラドは太く大きい指で桜花の涙をぬぐいながら、「桜花、お前の血は――この世の何よりも美味であったぞ」といって消失します。。。桜花の手元にはヴラドの亡骸の銃が。読んでいて管理人も涙ボロボロのシーンでした。一巻から長い付き合いだった魔導遺産レリックイーターのヴラド。最初は桜花もただの道具として扱っていたヴラド。でもそこから少しずつ信頼関係を積み重ね、そして仮初めの契約から本当の相棒としての契約。こころを通わせ苦楽を共にした父親にも似た存在のヴラドの消失は管理人も感慨深くてそしてすごく悲しかったです。

 

桜花は最後にみたヴラドの素顔は決して忘れないでしょう。父親にも似た、何もかも包み込んでくれる笑顔を。。。

 

キセキは地上に一人戻って言い知れぬ感情を制御できずにいます。そして桜花の想いを理解することにより、実は自分も桜花と同様救いの手は差し伸べられていたことに気づきます。そしてその手をとっていれば自分も桜花のようになれていたことにショックを受けます。キセキ初めての後悔です。誰かに救いを求めますが、既に時遅しと思いきや意外なところから救いの手を差し伸べられます。桜花です。魔女狩り化をして、35小隊の仲間を救いだし、地上に脱出してきた桜花は、キセキに救いの手を差し伸べます。
そしてキセキのとった行動は・・・

 

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最終章 そして想いは砕かれる

場面は変わって、鐵隼人とホーンテッドの戦いです。既に隼人はホーンテッドを2000回以上は殺していますが、未だにホーンテッドの命の在庫は底を尽きない様子。それでも隼人は殺しまくります。たった5秒足らずの攻防で100回ぐらいは殺します。さすがのホーンテッドもびっくりです。何にびっくりってどうして隼人がこんなにやる気満々なのかと。ハヤト曰く自分は怒り心頭でさらに二人分の怒りだからだといいます。どうもタケルの分も背負っているようです。それがホーンテッドのツボにはまったのか、ホーンテッド曰く初めて隼人に興味を持った、そして、自分のディナーに加わる資格ができたといって、大魔法を展開神器召喚をします。その贄(にえ)には、10万人以上の命が必要と言われていますが、ホーンテッドは自分が持っている命のストックすべて(10万以上)を使って、神器召喚したようです。これでホーンテッドは死ねなくなりました!ということはここからがこの2人の戦いの本番ということですね!管理人的には、ホーンテッドってかなりいけすかないやつで切れ者なので、もしかしたら、1つぐらい命の在庫をのこしているかもしれませんね(-_-;)。。。

 

キセキは地上で桜花そして35小隊の面々と対峙しています。カナリアがいないのがちょっと心配ですが、まぁ大丈夫でしょうね。桜花は再度キセキに手を差し伸べます。そしてキセキを守ると。キセキはタケル以外にそんなことを言われたことはないので、動揺しますが、他の35小隊の面々からも言われて、徐々に心を開きます。そしてもっと早くタケル以外の外の世界にも目を向けていればと思います。桜花たちにお礼を言うキセキ。しかし、キセキとしてはこれだけ人々を殺しまくった自分がこのまま生きていてはいけないと思い、自ら百鬼夜行の力で自殺しようとします。そこにやっとタケルが登場します!神狩り化したタケルの一撃が、百鬼夜行を吹き飛ばし、キセキを素の状態にします。そのうえで、やっと兄妹同士の素の対話が実現です!

 

タケルは、恥も外聞もなく自分の想いをキセキにぶつけます。もう奇跡の大好きだった「タケル君」はいないんだと。今は兄としてキセキのことを愛していると。もう「タケル君」はいなくなってしまったが、間違いなくタケルにとってキセキが初恋の相手だったと。そして、キセキが自分の妹と知って喜んだ反面、同じぐらい悲しかったとも。

また、さっきは仲間を殺したらキセキを殺すと言ったが、あれは嘘だ、やっぱり自分はキセキを殺すことなんてできない、だから一緒に生きてくれ、そして殺さないでくれ、自分はキセキがいないと生きていけないと思いの丈をぶつけます。

 

キセキもタケルの本心が聞けて、そして自分もタケルと生きたいと思い、タケルの腕の中に飛び込もうとしたとき、最大の悪意がみんなを襲います。

 

鳳颯月がイノンケンティウスでキセキを打ち抜きます。

 

タケルはとっさにキセキをかばったのですが、なぜかタケルをスルーしてキセキにヒットです。イノンケンティウスの固有性能は魂への命令ですが、タケルの魂は人の魂ではないのでその影響を受けないとのことです。かたやキセキは身体は鬼ですが、魂は人ですからね。。。キセキはその後意識を失います。

 

反撃に出た桜花とマリですが、神相手に勝てるわけもなく、今度はマリがイノンケンティウスで撃たれます。そして颯月が下した命令は桜花を殺すこと。手加減なしのマリの攻撃に桜花も本気で応戦せざるを得ない状況に。
キセキはしばらく意識を失っていましたが、ここで遂に颯月は最悪の命令をキセキに下します。世界を食らえと。これも全てタケルを本気で怒らせて、自分を殺させること。うーん、なんと歪んでいる神だか。。。

 

エピローグ

一瞬にしてすべてを飲み込んだ百鬼夜行。そのため35小隊もみんなバラバラです。

 

颯月の目的がタケルに自分を殺させることにある以上、タケルは多分無事なのでしょうが、問題は斑鳩とうさぎです。肉塊に飲み込まれたのはラピスも例外ではなく、懸命に主であるタケルを捜しています。神器としては強力ですが、やはり宿主がいないことには本来の力は発揮できません。

 

どうにかタケルと合流すべく、粒子化と再構築を繰り返して肉塊の海を進むラピスの前に、倒したはずのグングニル(マザーグース)が現れます。ただ、先の戦いで傷だらけでヒビも入っています。グングニルはラピスに世界を救う力を託すと言います。どうもグングニルとオロチはこうなるかもしれないことを予想していたようです。ラピスは言葉通りその力を受け入れます。。。

 

今回はここまで!

 

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続いて、管理人のレーダーチャートを見て下さいね。

 

 

対魔導学園35試験小隊 12巻 黄昏の呼び声の管理人評価チャート

 

対魔導学園35試験小隊12巻の感想レーダーチャート

主人公 6 クライマックスその2ということでいやがおうにも盛り上がってきました!今回の敵?はキセキということでどんな展開になるのかと思いきや、管理人的にはタケルの理屈(屁理屈?)がようわかりませんでした。キセキのことを殺すと言ってみたり、やっぱり殺せないとか(-_-;)。。。ちょっとひよっている感じがして、どっちなんだよ!!?と一人突っ込みを入れてました。せっかくのクライマックスなのに、ちょっと感情移入ができず、点数は低めです。
ヒロイン 7 ここにきてメインヒロインの桜花の活躍が頼もしかったです。ヴラドとの別れのシーンや、キセキを説得するシーンなど、見ていて心惹かれました!他のヒロインたちも頑張ってましたら、やはり桜花には勝てませんね(*^_^*)。
登場人物 7 新キャラはないですが、今までの総決算という感じでもなく、遂に颯月との対決が次巻にせまり(最終巻)、いやがおうにも盛り上げります。特に可もなく不可もなくということで。。。
セクシー 3 さすがにくらいまっくすということもあり、さすがの35試験小隊もエロ・セクシーはなかったです。
萌え 3 同上です。
バトル 8

今回のタケルのバトルは、相手がキセキということもあり、またほかに対したホーンテッドなどは怒りに任せていたので単調な感じであまりよくなかったです。ただ、鐵隼人とホーンテッドのバトルは萌えました!といってもどこでホーンテッドのスイッチが良くわからず、神器召喚にいたったところなどは、理解に苦しみました(^_^;)。所詮凡人には理解できないところかもしれませんが。

テンポ 7 途中でホーンテッドの邪魔が入ったり、各35小隊の夢のなかでの状況を描いたりで、ちょっと冗舌な感がしました。
感動(涙) 7

感動ポイントは意外と少なく、ヴラドと桜花の別れのシーンのみでした。ヴラドかっこよかったです!

奥深さ 7 前巻からの流れということもあり、あらたなカミングアウトはなかったです。あ、1つあるとすれば、イノンケンティウスの固有性能が魂への命令だったという点でしょうか。ちょっと無敵に近いかもしれませんが。。。
意外性 5 おおむね予想通りで意外性はあまりなかったです。しいて言えばタケルの思考の紆余曲折が良くわからなかった点と、ホーンテッドの神器召喚でしょうかね。。

 

対魔導学園35試験小隊 12巻 黄昏の呼び声の総評

 

遂に始まった兄妹げんかですが、他人を巻き込みすぎですよね、タケルもキセキも。そんな自己中二人の喧嘩のおかげで一体どれだけの人が死んだのか(-_-)。内容的には管理人も予想していたキセキを説得する回という感じでしたが、その説得の仕方がタケルの考えがふらふらしている感じもして、ちょっと???なかんじで感情移入ができませんでした。他方桜花とヴラドの別れなど、見ごたえ抜群、名残惜しさ抜群のシーンもあり、次巻の最終巻に向かっての準備運動は万全といったところでしょうか。
そうそう、最後の方に出てきたマザーグースがラピスにどのような力を与えたのか?そして、次巻でラピスとタケルは融合化して新たな神となるのか?展開が、最後の落としどころが、きになるところですね。

 

次巻はいよいよ最終巻です。正直ハッピーエンドになるとは思うのですが(管理人の希望的観測)、落としどころが難しいですよね。。。颯月を殺すと世界は滅ぶし。あ、でもマザーグースから世界を救うための力をラピスが承継しているっぽいので、タケル+ラピスが神になってしまうのでしょうか。。。

 

今回はこのあたりで。。 

 

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