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灰と幻想のグリムガル9巻のネタバレ感想とあらすじ

灰と幻想のグリムガル9巻 ここにいる今、遥か遠くへ

 

あしかけ3巻。やっとチームハルヒロのメンバーが再会を果たします。ただし、ネタバレですがランタを除いて。。。

 

メリイを救い出したものの、ハルヒロは協力した対価として、ネクロマンサーのセトラから左目を要求されます。驚愕するメリイ。そしてメリイは徐々にハルヒロに惹かれていきます。ハルヒロうらやましすぎです。

 

さらには、セトラもハルヒロのことが気になるみたいで、ハルヒロに遂に?モテキ到来ですね!

 

詳細は以下の詳しいあらすじ&感想で!

 

原作ライトノベル(小説)情報

【著  者】十文字青

【イラストレーター】白井鋭利

【出版社】 オーバーラップ文庫

【発売日】 2016/8/24

【ジャンル】異世界ファンタジー

【ISBN-13】 978-4865541496

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灰と幻想のグリムガル9巻 ここにいる今、遥か遠くへの公式あらすじ

ジャンボという名のオーク率いるフォルガンとの戦いが混迷を極める最中、ハルヒロたちはかつてない危機を迎えていた。
ランタのフォルガンへの寝返り。そして、一人また一人と散り散りになっていく過酷な撤退戦。
パーティのみんなの安否がわからないまま、ハルヒロたちは自分たちにとってパーティの仲間が、どんな存在だったかを再認識していく。
失いそうになってはじめて知るそれを、ハルヒロたちは本当に失ってしまうのか、それとも――。
霧深き千の峡谷(サウザンバレー)で、“孤独"という敵と相まみえる時、灰の中から生まれし冒険譚は新たな一幕を紡ぎはじめる。

 

出典:「BOOK」データベースより

 

続いて、以下の管理人オリジナル「感想とあらすじとネタバレ」を見て下さいね。

 

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灰と幻想のグリムガル9巻 ここにいる今、遥か遠くへの感想とあらすじとネタバレ

 

 

第一章 自縄自縛を解き放て

ハルヒロとメリイは、どうにかフォルガンの追手から逃げてきて今はダルングガルに続く洞窟の入り口にいます。スタート地点振戻しって感じでしょうか。そこで、他の仲間、シホルやクザク、ユメを待っています。はぐれてしまったら落ち合うという約束だったようです。雨がしとしと降る中。押し黙る二人。

 

話は自然とランタのことになります。ハルヒロはランタと戦ったとき明らかにランタを殺そうとしていた自分に驚愕します。もしあそこでメリイが止めなければハルヒロはランタの目をえぐってとどめを刺していたと思います。そんな自分が信じられずにいるハルヒロ。。

 

メリイはフォルガンで捕まっているときのことをハルヒロに話します。今思えば、ランタがフォルガンの仲間になったのも、メリイのことを前から気に入っていて自分の女にしたいので他のやつらに手を出させるななどは、全てメリイを救うためだったように思えてきました。事実そうなんですけどね(>_<)。

 

ただ、今二人としてはランタの真意を確認することもできず、それよりもシホル達のことだというハルヒロに対して、メリイは自分は助言もできず足を引っ張ってしまってごめんなさいと言います。がそこでハルヒロが思わぬことを言います。自分が言える立場ではないけど、そういった自虐っていうか、自分は未熟とか弱いとか下を向くのはやめようと言います。自分もやめるように努力するから一緒に頑張ろうとも。うーん、何かハルヒロがいうと重みがありますね。

 

そんなハルヒロの言葉を受けてメリイも前向きになります。そして、二人一緒に外の様子を見に行きます。まだ雨はやみそうにないです。

 

第二章 あなたを守りたい

話は少し戻ってクザク目線。クザクがチームロックスのリーダーであるロックと、アンデッドとアーノルドの一騎打ちを見ていましたが、気が付くとハルヒロはおらず。どうもメリイを助けに行ったようです。クザクとしてはやっぱりハルヒロは頼りになるし、自分にはまねができないと思います。まぁ、適材適所というか。。。

 

それはそうとロックとアーノルドの戦いは熾烈を極め、両者満身創痍です。このままではどちらか死ぬまでというところでしたが、「そこまで!」という声が。みるとフォルガンのリーダー、ジャンボがこの一騎打ちは自分が預かると言います。ジャンボいわくお前たちはさらに強くなるからここで死ぬのはもったいないみたいなことを言います。ジャンボはアーノルドにも「ジスゲェーミィズドゥロォーゥ」といって、納得させます。これってよく見ると「This game is draw」ですよね。敵である?魔物たちの言葉って英語なんですね(^_^;)。まぁこのあたりはあまり伏線があるような気はしないですが。。。

 

ロックスのメンバーである暗黒騎士のモユギが従わないとどうするんだ?と挑発的に聞くと「この手で我主らを殲滅する」というジャンボ。どんだけ自信があるんでしょうね。これを聞いてちょっと怒り気味で襲い掛かるロックスのメンバーの一人カジタ。巨大な刀を操るサングラスをかけたまっちょな騎士です。が、ジャンボに軽くあしらわれる始末。ジャンボってガチで強いんですね。それを見てジャンボには束になっても勝てないことを悟り、ここが引き際ということで撤退を開始するロックスたち。。。がそこで異変が。

 

タカサギがやってきて、「そいつらの仲間の1人が女を連れて逃げやがった」といいます。そしてランタがやられた!とも。うーん、この言い回し微妙ですね。ランタは死んでいないんですが、それを聞いたユメ、クザク、シホルは絶句します。まさかハルヒロがランタを手にかけた!?

 

ジャンボは、そういって止めるというならば好きにしろとタカサギに言います。基本、フォルガンって個々人の意思をかなり尊重するみたいですね。。。いい意味でも悪い意味でも。。。せっかく無事に逃げれそうだったのに、一部の魔物たちがタカサギの指揮のもとシホルたち、ロックたちに襲い掛かってきます。結局混戦となり、どうにかして活路を見出そうとする面々。そんな中、クザクはユメとシホルを先に逃がし盾となります。二人が逃げたのを見て、クザクは全力疾走するも突然視界が見えなくなってしまい・・・どうも崖から落ちたみたいです。ここで暗転。。。(>_<)。

 

 

第三章 勇気とは

クザクとはなればなれになった、ユメとシホルはどうにか追手から逃れることができました。一休みしていますが、そこで緊張の糸が切れたのか突然ユメが泣き出します。ランタのことが気になっていたようです。多分ランタは死んでしまったと思っているのでしょうか。ただ、ユメはランタのことが好きというわけではなく。ユメにしてみればこのパーティーは家族みたいなものだったと。それなのにみんなバラバラになってしまい、どんなに嫌なやつでもランタも家族の一員だから会えなくなるのは悲しいとユメなりに精いっぱいにシホルに話します。シホルはまだ本当にランタが死んだかはわからないし、今はできることを1つ1つやっていこうと言います。うーん、シホルも強くなりましたね。

 

とそこに誰かがやってきます。追手です。大きな黒いオオカミ、大黒狼。その背中には獣使いのゴブリンのオンサです。最悪ですね(>_<)。見つかるのも時間の問題だということでユメは先制攻撃を仕掛けます。そしてシホルは独自の魔法でダーク(闇のエレメンタル)を呼び出し、黒狼たちを翻弄し、攻撃のサポートをします。ただ多勢に無勢で完全に追手を退けることができず。。。ユメは決死の覚悟でオンサと大黒狼にとびかかってあろうことか、大黒狼の背中にのってオンサとつばぜり合いです。そうこうしているうちに、大黒狼とオンサ、そしてユメがもつれ合って崖から落っこちて行ってしまいます(>_<)。ユメ大丈夫か??

 

ユメがふと気が付くとそこには大黒狼とオンサが。死闘の末か崖から落ちたためか、大黒狼(名前をガァロ)とオンサはかなりのケガを負っています。ユメも外見はそれほど傷はないですが、ボロボロです。お互いこれ以上の戦闘は無理ということで、一時休戦協定みたいな感じになります。まずはこの崖下から上に這い上がらないと。。。

 

第四章 ご褒美

ユメが大黒狼とともにがけから転落して残されてしまったシホル。ただ、シホルだけではなく周りには大黒狼が従えていた黒狼の群れがいます。完全に詰み状態ですよね。それでもシホルはあきらめず、ダークを駆使してどうにか黒狼の間隙をぬって脱出を試みますが、いかんせん数が多く結局黒狼の群れにつかまってしまいます。ところどころ黒狼にかみつかれながら意識が遠のいていくシホル。。。このまま死んでしまうのか?!イヤーな感じで読んでましたが、そこに助けがきます。ロックスの盗賊サカナミです。奇声を発しながら黒狼をめった刺し、細切れにするぐらいです。助けてもらったとはいえ、シホルもドン引きです。意識が遠のいていくシホル。。。このまま死んでしまうのか(>_<)と思っていたところに、さらなる助っ人ツガ(ロックスの神官)がきて、瀕死の重傷のシホルに、サクラメント(瀕死の重傷から回復させる高等魔法)で助けてくれます。シホルは素直にツガにお礼を言います。そんなシホルを見てツガがちょっと気まずそうな顔をします。というのは黒狼たちにかみつかれシホルの服は結構ボロボロで胸も見えてしまっている状態だったんです。ツガにとってまさに「ご褒美」ですね。

 

そんなシホルに外套をあげるツガ。ツガって結構紳士的なんですよね。五分がりの男性なんですが何か中性的で、男性嫌いのシホルをして、嫌いじゃないかも、と言わせるぐらいです。ツガはモユギが回収してくれるまで好き勝手にしているつもりだが、シホルはどうするのか?聞いてきます。シホルは仲間と合流するために待ち合わせ場所の洞窟を目指すと言います。が、ツガは冷静に一人では無理でしょといいます。シホルも負けじとできなくてもやるしかないみたいな精神論で応えます。

 

が、ツガは何を思ったのか、やることもないので一緒に行ってやると言いだします。案外ツガもシホルのことが嫌いではないのかもしれませんね。そして、「じっくり拝ませてもらったしね」とも(^_^;)。シホルのむねのこといっているんですね。思わず「ツガ」と呼び捨てにするシホルでした。

 

シホルはパーティーの中でハルヒロに次いでかなりレベルアップしていますよね。魔法では独自魔法でエレメンタルを呼び出すことに成功し、人間的にはかなり打たれ強くなりましたね。

 

第五章 きみへの条件

ハルヒロとメリイは、未だ二人きりで洞窟の中で他の仲間が来るのを待っています。洞窟の入り口から表を見ながらです。ふとメリイはハルヒロのことをみて、こみあげてくるものがあって、うろたえてしまいます。

 

思えば初めてであった時は、頼りなく良くも悪くも男の子。この世界では生きていけないだろうな、長い付き合いにはならないだろうなと思っていたのですが、ハルヒロは望んでリーダーになったわけでもないのに、修羅場をくぐりつつ成長し、気が付けばメリイが背中を追掛けている状態に。そこに至るまで生半可な努力ではなかったことはメリイもよく知っています。なので猶更感慨深いものがあります。自分もせめて彼と並んで歩めるようになりたいとも。。そんな中、二人はパーティーが家族みたいなものだという話になります。シホルとユメの会話と同じですね。。

 

ハルヒロは父親というよりも長男といった感じでしょうか。そんな話から再びランタの話になります。「ランタは裏切っていないと思う?」という質問に対してハルヒロは「裏切ったとは思わない」即答。ランタなりに助けようとしていた、ただ、自分との戦いでランタは本気だった。多分、自分(ハルヒロ)が殺されたとしても、仕方がなかったんだとランタは開き直っていうんだろうとも。どうもランタとハルヒロってお互いを対等にみているために、死に対しても対等なのかもしれません。

 

ハルヒロはメリイが捕虜になっている間、ランタがゾディアックんを呼び出したか?と聞きますが、答えはNO。ハルヒロは、ランタがあえて切り札として使わなかったかもしれないし、ゾディアックん経由でランタの本心がフォルガンの連中に知られてしまうことを避けていたのだろうと推測します。

 

そんな中、正面から何かがやってくることに気づきます。仲間と思いきや、なんとセトラのにゃあです。にゃあを見て異様に興奮するメリイ。メリイも女の子ということもあってかわいいにゃあには反応しまくりです。なでたい、抱きたいと思いつつ、そういえない自分にいら立ちを感じるメリイ。

 

そうこうしているうちにニャアの主、シュロ・セトラが人造人間のエンバを従えてやってきます。そしてニャアをメリイ救出に貸し与えた対価を求められます。それは、ハルヒロの左目。その事実を知って驚愕するメリイ。そりゃそうですよね。自分を救出するために、ハルヒロが左目を差し出したんです。自分のせいなんだから、自分が対価を差し出す!と言いますが、セトラは無下もなく却下。自分が契約をしたのはハルヒロだし、そもそもお前には興味もないと。。そして、ハルヒロの頭を自分のもののように胸元に抱き寄せるセトラ。うーん、うらやましい。。そうそう、セトラって実は結構童顔で可愛らしい顏なんです。しかも、ハルヒロの幼馴染みだったチョコに似ているんです。そんな事実がなおさらメリイを知らず知らずのうちに嫉妬させていたのかもしれません。さんざん、メリイをあおっておきながら(^_^;)、セトラは今は左目は取り立てないと言います。

 

ほっとするハルヒロとメリイ。ただ、その後仲間を探すのにさらにセトラの協力を得ることになります。ただ、その対価が・・・「自分が飽きるまでハルヒロに自分の彼氏のように振る舞え」というものでした。。。

 

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第六章 追う夢ならば夢ならず

ランタはフォルガンのキャンプ地で落ち込んでいます。理由?それはハルヒロにガチの戦いで敗れたから…、ハルヒロが本気でランタを殺そうとしたから…、自分からダチなんていらないと思いつつ求めているから?モグゾーとは相棒のような関係でした。いつか一緒にラーメン屋をやろうと本気で思えた相棒。そんな相棒を失ってそれ以来仲間と距離をとっていたのかもしれません。無意識に親しくなった仲間を失うのを恐れていたのかもしれません。

 

そんなもんもんといろんなことを考えているランタの近くにアーノルドがやってきます。手には酒を持って。そして酒をランタにも進めます。なんかアーノルドってランタを気にしていると言うか、仲間と思ってくれているみたいです。そんな振る舞いに何気に居心地がいいと思ってしまうランタ。確かに魔物でしょうがそれでも仲間を思う気持ちもあります。それは人間と同じで、案外うまくやっていけると思うランタ。そんな感情をハルヒロ達とも共有したかったようです。

 

ランタは、ハルヒロ達と対峙した時は、自分がやるしかなかった。タカサギは今でも自分のことを本当に仲間になっていないと疑っているし、もしタカサギがハルヒロと戦ったら、間違いなく、ハルヒロは殺されていました。なので、ランタは自分がやるしかなかったんです。自分がハルヒロを殺すわけないじゃないか・・・そんなことを思うとまた胸が痛みます。ランタのストーリーとしては、自分がハルヒロに勝って、それでハルヒロ達が降伏し、みんなフォルガンに入ってうまくやっていくというもの。。。でもそんなにうまくいくわけもなく。。。アーノルドの優しさ?に思わずゾディアックんを呼び出そうとしますが、そこにタカサギが帰ってきます。そして結局収穫なし。それどころかオンサが帰ってきていないと言います。さらに「お前の思い通りに行かなかったな。」とも。一瞬ギクッとするランタ。タカサギはどこまでランタの思惑を理解していたのかはわかりません。。。思わずアンタは思い通り行ったのかよ?!と反論するランタです。

 

そして、ランタは自分は弱い。体格的にも不利だ。でも強くなりたいと胸の内をタカサギに言います。うーん、ランタはタカサギに鍛えてほしいと思っているのでしょうか。タカサギ曰く、鍛えたからといって誰でも強くなるわけではないと言いますが、それでもランタはあがく覚悟を決めたようです。そんなランタの決意を聞いたからか、初めてアーノルドがランタの名前を呼んでました。ランタは本当にフォルガンの一員としてやっていく覚悟を決めたんですかね。。。それはそれで何か淋しいですね。

 

第七章 甘ったれ

クザクは長い時間気を失っていたみたいです。どうも急斜面を滑り落ちて挟まって意識を失っていたみたいです。目を覚ましたもののまだ意識が朦朧として、そして前にいた世界での自分のことを思いだします。

 

自分には姉がいました。長身の自分と違ってどちらかというと小柄な女性。すでに社会人で家ではだらしない格好をしていますが、仕事に行くときはびしっと決めて堅い会社に勤務しているみたいです。母親は既に死んでいません。母親は長く入院生活をしていて、いつかは死ぬのだろうと思っていたのですが。亡くなった日も姉は学校に通っていました。自分は病院に行って自分の無力を嘆いてます。父親はいたのですが、長いこと外に愛人を作っていました。なので母親が死んでからはほとんど姉との二人暮らしのようでした。

 

そんな姉が仕事から帰ってきたのと入れ違いに自分は外出し、友人?のゆっきーに会うべくマンションのエレベーターを降りて。。。そこで再び目覚めます。

 

自分に姉がいたことを思いだすクザクですが、あまり実感がなく。・それよりもここはどこだ?ということで斜面の穴?からはい出します。既に周りは真っ暗です。そして残念なことに周りには誰もいなく、しかも盾も剣も失っています。それでもクザクは前を向いて仲間との合流を目指して歩み始めます。あの穴よりはずっとましだと思って。。。

 

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第八章 変じゃない

ユメは、獣使いのオンサと大黒狼のガァロと一緒に行動をしています。どうもオンサは道を知っているようで、どこかに(フォルガン?)に向かっているようです。ユメも一人で行動する気もなく、どうにかオンサたちについていきます。お互いつきず離れずの距離です。ガァロは左前脚をケガしたため、びっこをひきながら歩いていますがよろけて転びます。駆け寄るオンサ。そしてユメも駆け寄ろうとしたのですが、倒れてしまいしばらく意識を失ってしまいます。

 

ユメは気を失った中で前の世界での記憶の一部を思い出します。多分小学生ぐらいでしょうか。ユメは親の仕事の関係でしょっちゅう転勤していたみたいです。関西に転勤したときなどは標準弁とバカにされたこともありました。ユメは自分は変じゃないというんですがそれがかえって相手の気持ちを逆なでしたのか、からかわれます。うーん、ここだけ読むとからかった連中と打ち解けられたのか、そうじゃないのかはっきりしないですが、ユメは自分は変じゃないということだけは強く思ったみたいです。

 

ふと目を覚ますとそこにはユメを見下ろすオンサが。どうもユメが目を覚ますのを待ってくれていたみたいです。ことばは通じないですが、ユメがどうにか立ち上がるのを見てオンサとガァロは再び歩み始めます。

 

とそこに突然上空から巨大な鳥のようなものの影が迫ります。ピギャアアアアアアアとの鳴き声がすさまじく、ガァロでさえ本能からかおびえて震えています。オンサもこの生き物のことを知っているのか、とっさにガァロを連れて茂みに隠れます。もちろんユメも一緒です。ガァロを安心させようと優しくなでるユメですが、そのときに師匠の言葉を思い出します。相手に集中しすぎて飲まれないようにしろと、自分を他と切り離して客観的になれ、みたいな。。。

 

そんなことを想っていたおかげではないですが、どうにかその生物は去っていきます。一安心する一行ですが、あれがなんだったのか?というユメに、オンサは「わいばぁん」とだけ言います。ワイバーン。飛竜ですね!これはさすがにやばそうです。。

 

他の連中は大丈夫でしょうか。

 

第九章 そう決めた

シホルがふと目を覚ますと目の前にはツガがいます。タイフーンロックスの神官で頭が五分がりのちょっと中性的な感じです。夜は明けてますが、まだ午前中位です。シホルはちょっと休んだ方がいいと言うツガの勧めでどうも寝てしまったようです。シホルはあまり異性には関心がないと言うか、異性に対してトラウマがあるのか、苦手なんですが、どうもツガは別見たいです。シホルは今までツガと行動を共にして、ツガが常識人であることを感じています。それが義勇兵の中にあっては逆に普通じゃないのかもしれません。義勇兵はいつ死ぬのかもわからないのだから、どうせならば自分の好きなことをする!という感じの人が多いとシホルは思っています。そういった自分をしっかり持っているんです。

 

シホルはまだそこまでにはなっていません。が、自分もそうなりたいとは思っています。自分らしい自分を見つけたいとも。。そんなことをツガとの会話の中で思いつつ、ふと遠くで何かの鳴き声を聞きます。ツガも聞こえたようですが、正体はわからず。。。とそこに黒い影が上空をよぎります。さすがにやばそうだということで、逃げ出す二人ですが、そこにワイバーンがきて、迎撃しようとしたツガを右のかぎ爪でとらえます。上空で捕まえたツガを食ってしまおうとするワイバーン。シホルはとっさにダークを呼び出して、ワイバーンの視界を奪い、そのすきにツガは脱出します。ただ、ツガは結構な深手を負ったようで、自らに回復魔法をかけています。その間もシホルはダークを展開し、ワイバーンから視界を奪い、攻撃をさせないようにしています。ツガが復活するや、シホルは力尽きふらふら。ツガはシホルを抱きかかえるようにして逃げ出します。

 

追っかけてくるワイバーンに逃げ切れるのか。。。

 

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第十章 いつか素顔で

メリイはイライラしています。というのは、前を歩く二人。ハルヒロとセトラがいかにもカップルのような感じで歩いているんですよね。そして二人の邪魔をさせないようにとセトラの人造人間エンバがメリイの前を歩いています。うーん、ここからだと二人の会話がよく聞こえないです。。でもところどころ聞こえてきます。今までメリイだけが「ハル」と呼んでいたのに、セトラは当然のように「ハル」というし。しまいにはハルヒロに何人子供が欲しいとか。。そこまで行っちゃいますか?!と思ってしまうメリイ。まぁ、相思相愛の彼氏彼女なら子供まで作らなくてもその行為はしますよね。。。なんせ恋人ですからね。そんな話を聞いてイライラしまくるメリイ。メリイは気づいていないですが、明らかに嫉妬ですね。メリイは本人の気づかないうちにハルヒロに恋をしていると思います。でもメリイのことだから絶対に認めないでしょうが。。。

 

ハルとセトラの様子を見ていて、メリイは改めてハルヒロのことを考えます。ハルヒロってモテるタイプじゃないと思いますが、それでも前にトッキーズのみもりもハルヒロに惚れていたし、頼りなさそうだけど、いざというときやることはやるし。いつも眠そうだけどやかましく言うことはないし覇気がない分そばにいると落ち着くとか。仲間思いで責任感があって、忍耐強い。それに言うべきことはいうし。。。意外と度胸がある。ハルヒロのおかげで私たちがどれだけ難局を乗り切れられたか。。って、何気にメリイべた褒めですね。ということは、イコール、べたぼれですね。。。本人は認めないでしょうが。。

 

メリイは考えたらそういったことをきちんとハルに言ったことはなかったけど、ハルは図に乗るタイプでもないから言おうと決めて話しかけようとして、今ハルが置かれている状況を思い出します。何か言いかけてやめたメリイに対してセトラが「何か用か?女」と冷たくあしらいます。セトラ曰く自分はハルヒロの子をはらむのだから、他の女は近寄るな、とも。。うーん、嫉妬ですかね。セトラは不器用ながら本当にハルに惚れたのでしょうか。。そんな二人を見て、なぜかメリイも達観したような感じになります。まぁ、セトラはかわいいし、別にハルが嫌じゃなければそれはそれでいいのでは?みたいな。。。でもそれは自分の心を偽っていると思うんですよね。。

 

とそこに上空で例のピギャァァァァァァァとの鳴き声が。あれはなんだとセトラに聞くとワイバーンの鳴き声とのこと。そしてサウザンバレーの霧がはれるとやってきては人間なりオークなり何でも食ってしまうような存在とも。要は普通にやったら勝ち目がない相手ですね。きりが出てくれば帰っていくみたいですが。そこに、ワイバーンに追われている人間を見つけたとのニャアの報告がセトラにあったようです。

 

急いでそこに駆けつけると、今にも倒れそうになりながらワイバーンから逃げているシホルとツガと合流しました!やっとの合流ですね。とっさにシホルをかばって指示をだすハルヒロ。それをみてメリイは素直にかっこいい…と思います。うーん、ついにハルヒロにもモテ期到来ですね。しかも意中のメリイも入っているなんて、うらやましい限りですね。

 

ワイバーンのかぎ爪から必死にのがれつつ、ハルヒロはセトラに、逃げるので誘導しろ!と言います。戦闘状態で敬語など気を使っている暇もなく、でもそんな命令口調がまたセトラのツボにはまったみたいで、ますますハルヒロの子種が欲しくなったと言います。うーん、こっちも何気にべたぼれですかね。。。その会話を聞いてびっくりするシホルです。

 

メリイはそんな必死にみんなに指示をだしてワイバーンと遣り合っているハルを冷静に見ています。そして改めて義勇兵としては二流以下の私たちが今まで生き残ってこれたのはハルのおかげなんだと実感します。多分これは恋なのでしょうがメリイは不器用なのか自覚せず。自分はハルヒロと一緒に歩んでいきたい。隣にたてなくても後ろでいいからハルヒロの側に居場所が欲しいと思うようになります。

 

このあたりのシーンは戦闘中なのですが、合間合間に挟まれるメリイの気持ちが上手に描かれていて、思わずうるうるしてしまいました。必見です。

 

最初はワイバーンから逃げまくっていましたが、シホルやツガが限界なのを悟ってハルヒロは迎え撃つことを決意してみんなに指示をだします。勝てない相手だというセトラに対して、それでもやるんだ!と激を飛ばします。そしてみんなで生き残るんだ!とも。このシーンマジでかっこよかったです。

 

シホルが気絶するまでダークを駆使してワイバーンを翻弄し、ハルヒロやエンバがどうにかワイバーンを食い止める中、神官のメリイはサポート魔法で援護したり、ツガはプレイヤーというレアな神官魔法(キセキを願うもので、はっきり言って何が起こるかわからない魔法です)を発動させたり。

 

それでもワイバーンを倒すまでには至らず、絶体絶命のピンチになんとクザクが合流します!既に盾や剣はないのですが、気絶しているシホルの杖を持って立ち向かいます。そしてさらにはユメも合流!オンサとガァロも一緒で黒狼の群れも一緒です。これらが束になってワイバーンに襲い掛かり、ハルヒロはここが勝負どころとワイバーンの首後ろに飛び乗って両目に短剣をぶち込んで、相手の視力を奪います。その結果、さすがのワイバーンも撤退。このタイミングでツガのプレイヤーのおかげか霧が出てきてます。

 

普段うっとおしい霧ですが、この時ばかりは頼もしく思えるのでした。そして、ランタ以外合流した仲間は改めてお互いの安全を確認し合い喜びます。やっとやっと合流ですね。ランタのことはおいといて、足掛け3巻ぶりの再会です。

 

 

第十一章 楽しみはあとにとっておけ

フォルガンの野営地。タカサギは前日の夜飲みすぎたみたいで二日酔い見たいです。結局ハルヒロ達を逃してしまい苦い思いをしたタカサギ。ふと見るとオンサ、ガァロも戻ってきており、野営地でくつろいでいます。どうもオンサはユメ達と会ったことは言っていないみたいです。オンサはなんだかんだ言っていいやつですね。。。ランタの言うとおり、魔物とも相互理解できるんでしょうね。案外簡単に。。

 

タカサギが二日酔いで頭を抱えているとそこにエルフのウェルドルンドがやってきて、タカサギに見てほしいものがあると言います。行ってみるとそこにはランタの置手紙がありました。

 

「すまねえ、言い訳はしない、おれは旅に出ることにした。捜さないでください。平にお願いします。 愛をこめて かしこ ランタ様より」

 

うーん、ふざけた手紙ですね。思わず大爆笑をするタカサギ。そして、必ず捜しだしてぶち殺してやるというのでした。。。

 

次回へ続く。。。

 

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